反コロナ・デモとディスインフォメーション

 ドイツに続き、カナダ・モントリオールでは8月8日、マスク強制反対の大型デモがあったとの報告が入りました。ただ、こちらはベルリンほどの規模ではなく、参加者は1万人~10万人とのこと。

Thousands rally in downtown Montreal to protest Quebec mandatory mask rules

 CBCによれば「参加者のほとんどはマスクを着用していなかった」「自由を求め、政権やコロナ対策への反対を表明するスローガンを手にしていた」そして、「デモ参加者は強制マスクはアンフェアであり、コロナの脅威はメディアが報道するほどではないと考えている」とのこと。騙されていたことに気づいた市民が日ごとに増え、行動を起こしているのですね。

 でも、「コロナ・クーデタ」の目的は市民の権利を根こそぎ奪うこと。そのために「事実」は徹底的に隠蔽され、反抗の波は叩かれます。前記事に対しては「そんなデモなどなかった」「写真はフェイク」との工作員コメントが入っていますが(ブログにではなく、FBに)、写真がフェイクといいながら、何時間にもわたる生ストリーミング配信や動画には言及しないというバカらしさ。

 でも、下の二つの写真を見比べると(上が2001年の「ラブ・パレード」の写真(The Guardian ).参加者150万人。下が同じ場所で行われた、今年8月1日のコロナ・デモ)、今回のデモも100万人規模だったことがわかるでしょう。

(出典:https://muchadoaboutcorona.ca/end-of-the-pandemic/(Media grossly underestimates massive turnout at Berlin’s “End of the Pandemic” protest、8月4日)

 メディアはデモ主催者や参加者を「極右、ネオナチ」などと決めつけていますが、これは、行動へ参加する市民をためらわせるのがねらい。また、参加者を極端に過小評価している(CBCが17,000人、ガーディアンが20,000人)のは、「デモはごく少数の不平分子の反抗」で、「とるに足りない」ことを国民に印象づけようとしているわけです。

 これらすべてが意図的なディスインフォメーションであり、現代のようなネット時代においては、メディアの報道の真実性を担保し、誤報を罰することのできる法規制が必要です。そうしない限り、スポンサーに都合のいい記事しか流れず、地球規模の詐欺がくりかえされることになるからです(すでにくり返されている)。

2020.8.14

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/