中国でごみ焼却炉に大規模反対デモ

  久しぶりのごみ問題。NHKがこういう↓ニュースをとりあげていました。これはめずらしいんじゃないかな。

中国
ごみ処理施設建設反対で大規模デモ

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140913/k10014587331000.html

 中国南部の広東省で13日、ごみ処理施設の建設に反対する住民が参加して大規模なデモが行われ、人々の権利意識が高まるなか、政府側は難しい対応を迫られる状況となっています。香港メディアなどによりますと、広東省恵州の博羅県で13日、建設が計画されているごみ処理施設から発がん性物質を含んだ煙が排出されるなどとして、建設に反対する住民が大規模なデモを行いました。中国版ツイッター「ウェイボー」にはデモを撮影したとされる写真が投稿されており、「ふるさとを守れ」などと書かれた横断幕を掲げた人たちが、数百メートルにわたって道路を埋め尽くしている様子や、当局者が参加者を排除しているとみられる様子からは、緊迫した現場の状況がうかがえます。これを受け、地元政府はただちに声明を発表し、ごみ処理施設の建設計画についてデモの参加者の代表との話し合いに応じたと、住民側と対話する姿勢を強調していますが、参加者からは今後もデモは続けるという声も出ています。中国では、経済発展に伴って住民の権利意識も高まっており、悪化する環境汚染への不満が強まる一方、ごみ処理施設の建設計画などに対しては、健康や経済面で影響が出るとして各地で反対する動きが相次いでおり、政府側は難しい対応を迫られる状況となっています。

 何が「めずらしい」かというと、NHkでさえ、焼却炉と環境汚染の関係を、基本的に認めているからです。焼却炉といえば「クリーンセンター」と思い込んでいる単細胞の日本人に、この記事を見て目を覚ましてよ、と言いたい。

 中国での報道、写真はこちら↓ http://news.ifeng.com/a/20140914/41973909_0.shtml

 焼却炉建設は、日本以外では非常に難しいのです。誰も「クリーンだ」なんて思っておらず、そこには必ずといっていいほど激しい反対運動が起きるからです。そのため、技術を売り込んでいる日米欧の焼却炉メーカーは、市民の反対を恐れて、現地企業と提携して別会社を作り、名前を出さないことが多いんですね。日本では、声をあげるのあH地元住民のごく一部、市民は知らん顔。

 で、住民の反対に直面した「人民共和国」の政府は、こうして話し合いに応じ、住民の要求を入れる形で計画が中止することも少なくありません。日本は企業・行政・地元ボス・地元議員が一体化して反対住民を脅して沈黙に追い込む。原発と同じ構造で、今は、焼却炉に並んで、自然エネ(風力・太陽光発電)が推進されていますが、風力発電への反対運動なんてほとんど報道されません。逆に自然エネ礼賛の宣伝塔のことはじゃんじゃん報道されている・・・2014.9.14

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/