7月28日、フィリピンのマニラで、女の赤ちゃんが生まれた。
3800グラム、まるまる太った赤ちゃんは、しかし、重篤な結合
児である。頭が二つ、しかし心臓は一つしかない。写真を見ても、
体は一人分…シャム双生児のように器官結合型ではない。
かわいそうに! この先どれくらい生きることができるだろうか。
チキータバナナの栽培に使われ続けてている、濃厚な農薬の
せいではないだろうか。
父親は三輪タクシーの運転手。
汚染は、誰よりも社会の底辺にいる人々を襲う。まだ名前も
ないこの赤ちゃんは、私たちの社会に対する警告なのだ。
マニラで
この記事を書いた人
山本節子
調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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