マスクを捨てた北欧諸国

 記録的な大雨の次は猛暑におそわれていますが、それにも関わらず、ほぼ100%近くがマスク姿なのには驚かされます。

そんな中、こんな↓記事がでましたが、実情はかなり違うのでは?

マスクは「皆が着けているから」 日本人、「感染防止」関係なし

共同通信社

© KYODONEWS マスク姿で通勤する大勢の人たち=3月、東京都中央区

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、日本人がマスクを着ける動機は、感染が怖いからでも他の人を守るためでもなく「みんなが着けているから」。同志社大の中谷内一也教授(社会心理学)らのチームが11日までに、インターネットで行ったアンケートから、こんな結果をまとめた。チームは感染者の増加が続いた3月下旬、年齢や居住地などの構成が日本の縮図となるよう千人を選び、マスク着用の理由や頻度を尋ねた。「感染すると症状が深刻になる」などの理由と着用頻度との結び付きの強さを解析すると、断トツは「人が着けているから」。「他人の感染防止」はほぼ関係なかった。

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 3月下旬の調査ということですが、その後、二か月にわたる「交流禁止」状態を国民全体が経験した今、「人がつけているから」なんて単純な答えが返ってくるはずはありません。アンケートの具体的な質問は書いてないけど、回答はおそらく択一式。そして選択肢にはシビアに「事実」を反映するようなものはなかったんじゃないか。

 山本が見るところ、マスクをつける人々はおおむね二つにわかれます。

 一つは心理操作されやすい人々・・・高齢者、医学的知識にうとい人、行政や医師の言うことを素直に信じる人々。言い換えると「だまされやすい」人々で、彼らの多くは本気で「空気の中にはウイルスがうようよいる」「マスクで感染が防げる」と信じているはずです。

 そしてもう一つは、問題を起こしたくないと考える人々。マスクをつけていないと、「変わり者」と見なされたり、周囲に「患者」が発生した時、批判されたり、仕事や取引先を失ったりすることを恐れるわけです。この手の人びとは、政府や医薬産業界が言っているのがウソだと、うすうす感じてはいるけど、社会生活を円満に送るため事実を知ろうとしない。

 つまり、日本人のマスク着用の多さは、行政+医薬産業界による心理操作と同調圧力の結果(=社会的コントロールとして成功している)なのです。それを、マスク着用者のせいにするんじゃない。

 一方で、北欧では、人々はとっくの昔にマスクを拒否しています。(以下記事の一部を翻訳。写真はDailyMailから) 

マスクをしている国はないー北欧はマスクを外した  

2020/07/30AFP NEWSNo Country For Face Masks: Nordics Brush Off Mouth Coversからポイント部分を翻訳

 ・・・スーパーやバス、そして街を歩く人々の間にマスク姿はほとんど見当たらない。いるとしたら小さい子どもか旅行者だ。これはストックホルムでもコペンハーゲンでも、オスロでもヘルシンキでもレイキャビクでも同じだ。最近のネット調査YouGovによると、北欧諸国の回答者のうち、公衆の場でマスクをつけていると答えた人は、わずか5~10%だった。この数値は3月以来、ほぼ変わっていない。一方で、インドやアメリカなどではマスク着用者の数は70~80%に上る。

・・・スウェーデンではコロナに対する「緩和政策」で世界的に有名になった一方、コロナの死亡率は近隣諸国に比べて高くなった。しかし北欧諸国は「マスク不要」という点では一致している。スウェーデンの上級疫学者であるアンダース・テグネルは、「マスク着用を勧めて欲しいというなら、マスクがどれほど有効かを示す証拠が必要だ」と述べている。

 WHOがマスク推奨に回って以来、デンマークでも、通院やリスク地帯から帰るときはマスク着用を求めるようになったが、デンマーク国家保健委員会のブロストロム理事は、「今の低い感染率で(一律の)マスク着用は必要ない」と述べる。

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 本ブログの読者はスウェーデンがロックダウンを回避したことをご存じでしょう( 「コロナ封鎖」のない国:スウェーデン (04/05))。コロナ・クーデターの仕掛け役であるグローバリスト、医薬産業界はこのスウェーデンの反応に頭を抱えたはずです。そこで、支配下にあるメディアと学会を使ってスウェーデンの政策をさんざん叩き、「失敗だ」とか「無責任」だとかくりかえした。一時期、その手の記事があふれていました。そしてその隣国や周辺国へも、コロナの「目に見える象徴」であるマスク着用圧力を加えたようですが・・・その努力もむなしく、北欧の人びとは、あっさり「マスク廃止」を選択。90%以上がマスクを外せないどこかの国とは、どうも良識と権利意識が違うようです。2020.8.11

(ベイルート事件の続きを書くつもりでしたが、暑くてダウンーーウチにはエアコンがないーー。明日以降、記事をアップします) 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/