デング熱など「感染症」は大衆コントロールの手段にもなる

 残念ながら予想通りの状況が展開しています。「農薬散布を止めて」、と申し入れてほしいのですが、都民は動かないだろうねえ。

国技館でも薬剤散布へ デング熱拡散で相撲協会

 2014/09/10
18:42  
【共同通信】 http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014091001001716.html 日本相撲協会は10日、デング熱感染が相次ぐ事態を受け、大相撲秋場所(14日初日)を控えた12日朝に東京・両国国技館の敷地内に蚊を駆除する薬剤を散布することを明らかにした。国技館の建物の外側には樹木や植え込みがある。国技館の定員は約1600人で、入場券の売れ行きが好調な秋場所は多数の来場者が見込まれる。相撲協会の玉ノ井広報部副部長(元大関栃東)は「お客さまに安心して来てもらい、楽しく観戦していただくために、対策が必要だと判断した」と業者に駆除作業を依頼した理由を説明した。

 こういう「予防的散布」はNGであることを業者は知っているのに(農林水産省/住宅地等における農薬使用について)、それを言わない。商売優先。誰か、「殺虫剤=危険」だって教えてあげてよ・・・実行されたら、今場所の相撲観戦はあきらめた方がよさそう。子どもは特に。


デングウイルスを再検出 代々木公園、閉鎖区域ほぼ全域で2014/09/11
12:57 http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014091001001716.html


 東京都は11日、渋谷区の都立代々木公園で採集した蚊から、再びデングウイルスを検出したと発表した。調査した20カ所のうち4カ所で確認された。前回調査(23日)と合わせると8カ所になり、感染拡大を防ぐために閉鎖したエリアのほぼ全域に広がった。都によると、910日、ウイルスを媒介する可能性がある種類の蚊266匹を採集し、遺伝子検査した。前回は公園西側で採集した蚊を中心にウイルスが検出されたが、今回は主に東側で確認された。11日は雨のため、12日以降に殺虫剤をまく。都はウイルスが確認されたことを受け、4日から代々木公園の大部分を閉鎖した。【共同通信】

 10月の公園といえば、市民運動やイベントが目白押し。その全域が「ウイルス蚊」で閉鎖なんて、あまりにも都合良すぎ。政府は、もえあがる脱原発や反核、反安倍政権の集会を禁ずることはできませんが、「感染症」を持ち出せば簡単にそれができるのです。その具体的な例が、2012年制定の「新型インフルエンザ等対策特別措置法」。その45条(感染を防止するための協力要請等) で、感染症が大流行(パンデミック)すれば、政府は集会や公共施設の使用を禁止することができるとしているんですね。

 この法律は、2009年、新型H1N1インフルエンザが世界中で爆発的に流行する(パンデミック)という大宣伝をきっかけに作られたのですが、当時の騒ぎの異常さと、その後にわかった「事実」(説明略)を照らし合わせ、私は最近のパンデミック騒動はすべて「仕掛け」だと見ているわけです。今回、市民として確認すべきは、その「ウイルス蚊」及び「患者」の存在と、農薬を散布するという「対策」の妥当性です。「市民的自由」の剥奪につながるから、ぼんやりしているわけにはゆきません。2014.9.12

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/