コロナ緊急事態は「誤警報」リークされた公文書

 以前、イタリアとドイツから「コロナ死のウソを暴く」情報をお伝えしましたが、この二つの国ではその後もいろんな動きが続いているようです。特にドイツでは、コロナ騒動を「フォールス・アラーム(誤警報)」だとする報告書が出されていました! 政府職員がこれを密かにリークし、人々が知ることになったその中身とは・・・

ドイツ政府、「コロナはニセ警報」とするリポートを隠ぺい

(「(コロナは)専制対自由の問題だ」「治療は病気より悪い」などと書いたプラカードを手にデモする市民)

 この「報告書」はドイツ語のみ。以下は、それを英語報道Strategic Culture Foundation 29 May 2020(写真も。やや意味の通りにくい部分あり)した記事を元に、山本の意見()も入れて、流れやすく書いたものです:

  • Covid-19(新型コロナウイルス感染症)の危険性は過大評価されていた。新ウイルスの危険性も通常のレベルを超えていなかったと思われる。
  • 統計的に見て、「コロナによる死者」はいずれにしても今年中に亡くなったであろう人々だ。彼らは人生の最期にさしかかり、弱った体が日々のさまざまなストレス(現在、最低でも150種のウイルスが流行している)に対処できなくなっていたのだ。
  • この四半期におけるコロナ死は世界全体で25万人以下、しかし、2017/18年のインフルでは150万人が死亡した(ドイツは25,100人)
  • コロナの危険性は他の多くのウイルスより高くないのは明らかだ。これが単なる誤報ではなかったという証拠はない。
  • コロナ危機の間、政府は最大の虚偽情報発信者の一人だったことが証明されており、今後非難が集まるだろう。

 報告書は「コロナ対策の影響の重大性」を焦点に、ウイルスで死んだ人より、ウイルス対策の結果として死んだ人が多い、例えばコロナ対策のために、緊急手術や治療が後回しにされ、治療や手術の遅れ・中止で死者が出ているなどと主張しているようです。

 政府は当初、報告書は「一政府職員の個人的見解」にすぎないとして闇に葬ろうとしました。しかし、「危機管理の分析」と題されたこの93ページの報告書は、ドイツ内務省が任命し、ドイツ各地の大学の外部医療専門家によって構成された「科学委員会」が起草した公文書でした。調査そのものも「重要なインフラ保護」の担当部局である内務省のユニットKM4が主導したものだったのです。そして、この報告書をメディアにリークしたスティーブン・コーンは、その職員でした。

 政府の無視に対し、著者らは5月11日、共同プレスリリースpress release (RTドイツ語)を発表、政府を非難しています。その中身は:

「治療的および予防的措置が、病気そのものより多くの害をなすということはあってはならない。その目的は、医療利用と人口全体の健康を損なうことなしに(実際にはすでに損なっている)、リスクグループを保護することだ」

「我々は医療者として、科学者として、政府のコロナ対策によって患者たちが二次的障害を受けているのを日々経験している」

「それゆえ、我々は、連邦内務省が本プレスリリースに正式に回答し、(現在の)コロナ対策について真摯に議論し、国民全体にとってベストで可能な解決法に向けるよう望むものである」

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 政府の回答はなし。そして、5月23日には、ドイツの新聞Das Bild が、「コロナ対策の劇的な帰結:52,000件のがん治療遅れる」という記事を出しています。記事は「我々は今後何年もコロナ危機の副作用を感じるだろう」との医師の警告が紹介されており、報告書の内容が事実であることを示した形です…しかし政府はだんまり。

 内部告発者のコーン氏がこの件をドイツで人気のオルタメディアの一つ、Tichys Einblick誌に漏らしたのは5月9日のことでした。そして、翌週(5月の第2週)はメディアはこのニュースでもちきりになったのです。ところが、第3週になると、メディアも政治家も突然態度を変え、コメントを拒否し、議論もしなくなったのです…明らかなシカト作戦。一方、コーン氏は職務を停止され、業務用パソコンも没収されました(弁護士を雇え、と言われたとのこと)

報道されない「反コロナ」抵抗運動

 内部告発者の上司、ギュンター・クリングス氏は、この報告書を「陰謀論」と一蹴、内閣で論議する気はまったくないとのこと。また、ドイツ国外ではこのニュースは事実上報道されていません(山本も初めて知りました…一国の諮問機関が「コロナはフェイクだ」と断言する報告書を出したというのは、それこそ驚天動地の問題。だから完全なかん口令を敷いて対処したのでしょう)。

 また、ドイツ人は早くも4月にはロックダウンに反対するデモを始めていました(この情報もストップされています)。

この 抗議運動ー「コロナ・リベレン」ーには、毎週数千人もの市民が参加、規制が緩和された今も続いているとのこと。そのデモは比較的穏やかですが、「コロナ物語」の問題、特にビルゲイツが果たしている役割、WHO第二位の資金拠出者(トランプが米国の拠出を停止したため)としての姿勢など、根本的な疑問をあげているようです。

 その反コロナ抵抗運動が最も高まったのは5月9日のシュトゥットガルトのデモでした。そこには、何とNWO(ニュー・ワールド・オーダー)に対し「ノー」を言うために、数万人もの人々が集まったとのことです・・・ドイツ人は、政府が疑わしい「緊急事態」を口実に、大量監視アプリからワクチン義務接種を導入しかねないことを知り、このオーウェル的解決策にノーと言っているのですね。その市民の懸念の正しさを裏付けたのが、リークされ、隠ぺいされた「報告書」だったのです。

 …激震級の「報告書」。NWOの陰謀に気づいている市民たち。それに完全な報道規制で対処している政府(NWO)…これほどコロナが情報戦争であることを物語る状況はありません。みなさんもいろんな情報を見つけたら、どうぞ山本にお知らせください。

2020.6.2

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/