コロナウイルス、米軍持ち込み説

 「コロナウイルスは中国を狙った(米軍の)生物化学兵器」とは山本の当初からの見方ですが、この推測を裏付けとなる事実が続々と明らかになっています。↓の記事はその一部を示しています。

中国報道官、米軍関与説を提起、ウイルス起源、ツイッターで主張ーー新型コロナ

202003131744分https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031301221&g=int

【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は13日、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの発生源が米軍の研究施設だと推測する記事をツイッターで紹介し、拡散するよう呼び掛けた。趙氏は12日夜には「(湖北省)武漢市にウイルスを持ち込んだのは米軍かもしれない」と主張した。新型コロナウイルスは、野生動物から人間に感染したみられており武漢市から世界中に広がった。しかし、趙氏が紹介した国際ニュースを扱うサイトの記事は、昨夏に閉鎖された米メリーランド州の米軍施設にあったウイルスに感染した米軍人がスポーツ大会に参加するため昨年10月に武漢市を訪れ、「数千人の市民に感染させた可能性」があるとしている。趙氏はツイッターで「米国はデータを公開せよ!」と訴えた。しかし、この記事は米軍施設のウイルスが発生源だと断定する具体的な根拠を示していない。筆者は、上海在住で復旦大学の客員教授を務めるラリー・ロマノフ氏とされている。趙氏のツイッターに対しては「デマ」「共産党の宣伝」などと批判的なコメントが多い。中国外務省の耿爽副報道局長は13日の記者会見で、趙氏の主張が中国政府の見解かどうかについて言及を避け、「ウイルスの発生源(がどこか)は科学的な問題だ」と述べた。

  赵立坚氏は、就任後、すぐコロナ問題に関するツイッター投稿を開始しています(中国国内ではツイッター閲覧はできず。英語発信は可能)。この件に関しては、トランプが「中国ウイルス」「武漢ウイルス」などと呼び、中国を感染源と断定して謝罪を要求するなど、米側の攻撃がエスカレートしていますが、彼の起用はそれに対するもの。彼は一外交官として発言していますが、もちろん背景には中国政府の容認があります。習主席もこんな↓指示を出している。

習主席、ウイルス感染源特定を指示…中国以外の可能性に含み

2020/03/16 https://www.yomiuri.co.jp/world/20200316-OYT1T50034/

【北京=比嘉清太】中国の習近平国家主席は、共産党の理論誌「求是」(16日発行)への寄稿で、新型コロナウイルスが「どこから来て、どこに向かったのかをはっきりさせなければならない」と主張した。国営新華社通信が伝えた。中国は、湖北省武漢市で最初の感染が確認された新型コロナウイルスについて「感染源は結論が出ていない」として、中国以外の地域が感染源である可能性に含みを持たせている。習氏は、こうした宣伝を念頭に感染源を特定するよう指示したものとみられる。習氏は「ウイルスの源を遡り、伝染ルートを研究しなければならない」とも語り、ビッグデータや人工知能を活用して研究するよう求めた。

 中国政府が、コロナウイルスが「どこから来てどこに向かったのか」、いわば来龙去脉を持ち出しているのは、事件のいきさつをかなり正確に把握していると思われます。もちろん「ロマノフ氏」のきわめて正確で優れた評論も判断材料になっていることでしょう(山本はこの問題に関する彼の記事のほとんどを読んでいます)。

 さてその「龍の足跡」ですが;

 ★昨年7月、米陸軍のフォート・デ―トリック基地の生物化学兵器研究所が突然閉鎖された。理由は「廃液処理など安全対策が不十分」とされたが詳細は不明。閉鎖されたという事実も「国防上の理由」から秘匿され、一か月後の8月になって初めて公表された。施設ではエボラや天然痘の病原菌、炭疽菌など「人間の健康や動植物の収穫に大きな脅威」となる病原菌や毒物67種類を扱っていた。「閉鎖は数か月続く」と報道されている。Deadly Germ Research Is Shut Down at Army Lab Over Safety …

 ★昨年10月18日、ゲイツ財団、WEF(ダボス会議)らが、病原菌が世界に拡散しパンデミックが起きたとの想定で、グローバル・シミュレーション「イベント201」を開催。そこにはCIAやCDC、製薬会社も参加。各国の公衆衛生担当者も呼ばれ、中国の疾病預防控制中心(CCDC)の高福局長はパネリストとして発表している。https://www.freethink.com/articles/global-pandemic-preparedness-plan  

 ★その一週間後の昨年10月18~27にかけて、中国・武漢で軍事オリンピックが開催された。参加軍人は110か国 9,308人(関係者を入れると数万人)。 米国兵の参加は171人。しかし「世界最強の軍隊」を誇る米国が獲得したメダルは銀3銅5にすぎない(メダルの最多獲得はホスト国・中国で、金133、銀64、銅42。2019 Military World Games – Wikipedia)

 ★12月、その武漢で原因不明の重症肺炎が発生し始めた。中国政府は12月末、これをWHOに報告。1月初めにはその原因が未知のコロナウイルスであることを特定した。ちなみに、短期間で新型コロナウイルスの完全ゲノム配列を解析・発表し、世界を驚かせたのが上記CCDC。

 ★2020年1月31日WHOがコロナウイルス肺炎を「パンデミック」宣言。これをきっかけに、コロナ「恐怖症」が世界中に広がり、現在に至っている・・・

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 山本は初め、ミリタリーオリンピックに参加した米軍特殊部隊が病原ウイルスを持ち込んだと考えていましたが、実際は、最も簡単にそれを持ち込めるのは「感染者」です。そして、その後の情報から、米軍のオリンピック参加者に体調を崩した者がいた(だから成績が悪かった)とのこと、参加者はゲーム終了後、各地を見物したり旅行したりしたこと、そして感染源とされている武漢華南海鮮卸売マーケットにも出かけていたことを知りました。…つまり、米軍関係者に「感染者」がいた可能性は非常に高い。もちろん、その時点では「コロナウイルス」など誰もしらず、感染者本人(たち)も感染に気付かなかったはず。そして、彼らが無害な顔をして引き上げた後、一定の潜伏期間をおいて武漢に新型肺炎のクラスターが突発した・・・。

 さらに、「感染者」と接触した各国の参加者も、それぞれ国に「感染」を持ち帰ったはず。接触の濃淡によって発生の時期や人数は違っても、時間差でコロナ肺炎は拡大してゆくのです。中国での感染が収まった頃からヨーロッパで感染が急速に拡大しているのは、その感染の時間差を表しています。

 つまり、山本が見るところ、これは世界的イベントを通じて各国へ病原ウイルスをばらまきパンデミックを起こし、一方で、中国をその「感染源」とするシナリオをもとに実行されている、極めて悪質、典型的な生物兵器テロ攻撃です。そのために、すでに完全統制されている各国のマスメディアは、こぞって中国起源説を広げている(それ以外は「陰謀説」)。どの国でも中国人の移民は多いし、ビジネス活動も活発で人の行き来も多いから、「中国起源」と言われればそれをそのまま信じるはず人は多いはず。また、このウイルス・テロが、中国の春節の「民族大移動」の時期に合わせて仕掛けられたのもきわめて悪質です。幸い、中国政府はその罠に気づいて「武漢封鎖」「移動禁止」を断行したため、大きな社会的経済的混乱が避けられたのです(前記事であげた武漢の動画をどうぞ見て下さい)。

 中国を狙った生物化学兵器はコロナウイルスだけではありません。2018年には アフリカ豚熱(ASF) が初流行し、何百万頭の豚を殺さざるを得なかったし、各地で同時発生的に鶏インフルが起き(H1N1,H5N6–現在も続いている)、やはり百万羽規模で鶏が殺されています。さらに、アフリカ原産の「サバクトビバッタ」や、アメリカ原産の「 ツマジロクサヨトウ 」が各地に侵入、草地や農産物を食い荒らし、食料生産に極めて深刻な影響を与えています・・・異常すぎる。多くの地域で、同時にそれまでなかった異変が起きるというのは「同時多発テロ」の原則でしたね。いずれにしても、中国はこの攻撃に耐えるだけでなく、反撃しない限り、中国だけでなく世界の状況は悪化する一方です。

 なお、ミリタリーオリンピックの件ですが、日本の自衛隊は正規の軍隊ではないためこれに参加していません。そこで、日本の感染者を増やすためにクルーズ船・ダイヤモンド・プリンセス号を感染拡大の場にした、というのが山本の見方。そのクルーズ船は、アメリカに戻り、「陰性」だったはずの乗客から感染者が出るなどおかしな話になっている。でもそのアメリカでは、政府が矛盾する声明を出す一方、肝心な情報は出さず(第一号の感染者がどこで発生したのか、など)、感染検査のキットがなく、感染者を特定するこもできない状況が続いている。そして、恐怖にあおられた人々には反中意識と医療信仰(ワクチンと治療薬)だけが植え付けられる。--これは、米国・グローバリストによる、市民に対する宣戦布告なしの戦争です。今の私にできるのは、各国のまともなジャーナリストと共同して、事実を丹念に掘り起こすこと。応援してね。

2020.3.25

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/