最近、ワクチン関係の動画の日本語版がネットにたくさんアップされています(翻訳者さん、ありがとう)。その中に、infowars.com(pressTV)の動画があるのに気づいたので、紹介します。ワクチン問題を追っていると必ずぶつかる「黒幕」、ビル&メリンダ・ゲイツ財団と、アフリカでのワクチン被害をとりあげたものです。
http://www.youtube.com/watch?v=UnGimRJdGRM#t=40 (ビル&メリンダ・ゲイツ財団のワクチン接種後に麻痺したアフリカの子供達 )
サハラ南部のアフリカの小村ゴウロで、ビルゲイツの援助による髄膜炎ワクチンを受けた子供たちが、頭痛、嘔吐、痙攣を起こし、うち50人が麻痺を起こした。しかし、政府は子供を助けるより、親を黙らせるために金で買収しようとした……というような内容です。これは、通報者がいたから明るみに出たケースですが、他にも同じような状況にある村は多いはず。ゲイツ財団を頂点とするビッグファーマの「ワクチン商戦」がアフリカをターゲットにしているのは、最貧国の住民には、情報発信の手段も、抵抗する力もないから。
このワクチン、MenAfriVac(アフリカ向け髄膜炎ワクチン)は、2010年から広く使われていますが、そのリポートhttp://www.meningvax.org/files/MVP-FS-MenAfriVac.pdfには、こう書かれています。
MenAfriVacはインドとアフリカおいて、第1相、第2相、第3‐2相の治験を成功裏に終え、他のサイトにおいて追加試験を行っている(場所は書かれていない)
●MenAfriVacは、髄膜炎菌性A(グループA)ーアフリカで流行する髄膜炎の85%の原因菌ーに有効である。
●MenAfriVacはサハラ南部における髄膜炎菌性Aによる流行を押さえることによって公衆衛生に大きく寄与すること、髄膜炎を50%削減することが期待される。
●MenAfriVacは不活化ワクチンであり、髄膜炎は起こさない。.
●MenAfriVacはグループAに対してだけ有効であり、他のグループや他の原因菌(Hibや連鎖球菌など)によるものは予防できない
●いかなるワクチンも100%有効ではない。MenAfriVacで抗体ができない人もいる。
●MenAfriVacの費用は、1ショットあたり0.4ドルと事前に取り決められていたが、将来の薬価上昇は世界のインフレに連動することになる。
●MenAfriVacは、はしか用ワクチン、DTPワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳混合ワクチン)の世界最大のメーカーである Serum Institute of India Ltd.,が製造した。
髄膜炎の原因は山ほどあるのに、その85%がグループAによるとの「仮定」で、インド・アフリカで治験(人体実験)を行っていますが、インフォームド・コンセントを得たとは思えません。そして、添付文書の注意さえ無視して何百万人にも打ちまくった結果は、上の動画の通りですが、推進側は「チャドでは髄膜炎が94%削減できた」などと、ひたすらPRしています(Wiki)。最大の問題は、動画の後段、「過去20年間で14万人以上もの子供たちが、ワクチンの複数接種で死亡しているという調査がある」という部分。おそらく、被害者実数はその何倍にものぼっているはずで、これが、「ゲイツのアフリカ・ワクチンキャンペーンは、人口削減を狙ったテロ」などとの批判を呼んでいるわけです。
日本のワクチンにはゲイツ財団は関係ないって? とんでもない。厚労省の「ワクチン産業ビジョン」には、次のようなくだりがありますよ。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団が約820億円を助成し、2000年に始動したGAVI(Global Alliance for Vaccines and Immunisation)において、先進国では、サノフィ、メルク、カイロン、GSK、ワイス、ベルナ(スイス)が産業界側のパートナーとして、ワクチン・アクセスに対する国際的なギャップの縮小、肺炎球菌ワクチンやロタウイルスワクチン等の今後入手可能なワクチンへの途上国のアクセスの向上を促進する役割を負っている。日本のワクチン産業も国際的なワクチン産業の一翼を担い、世界に日本の優れたワクチンを供給していくことができるよう、途上国をも視野に入れたニーズを基に、新ワクチンの開発に取り組むことが期待される。http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/dl/s0315-5n_31.pdf:
ワクチンは産業。そして日本の医薬産業界も、ゲイツ財団の一味なんだよね~。背筋が寒くなる、真夏の怪談でした。2014.7.27