グリホサートで先天異常

  このブログの編集画面に2週間以上もアクセスできない!と別のブログhttp://mirushakai.jugem.jp/に書いたら、急に「解除」されました。で、こちらにも除草剤グリホサート(ラウンドアップ)の記事を載せておきます。


 モンサントの主力製品である除草剤、ラウンドアップが、多くの疾病や先天性欠陥を引き起こしていたことが、各国の研究者らの調べでわかりました。しかも、各国の政府は、このような被害が出ることを知りながら、その使用を認めていたのです。
この研究をまとめたのは国際的NGO,アース・オープン・ソース(2009年設立)に連携する世界中の科学者や研究者たち。彼らは現時点で入手できるすべてのデータを検証し、「ラウンドアップと先天性欠陥:人々は闇の中に置かれていたのか」という題の報告書をまとめたのです。でも、そのオリジナル報告(http://www.scribd.com/doc/57277946/RoundupandBirthDefectsv5)はどうやっても開かないので、報道された記事をもとにまとめました。



 それによると、ラウンドアップは次のような病気や症状に直接関与します。


・先天性欠陥(たとえばダウン症なども含まれます)、


・性ホルモンのかく乱(環境ホルモンとして作用)


DNA損傷


・妊娠毒性・出産毒性・成長毒性


・神経毒性


・がん



 具体的には、たとえば
20108月出版の「毒性学のケミカル・リサーチ」誌に発表された論文によれば、農業使用よりはるかに低い濃度のラウンドアップを投与されたカエルやニワトリの卵(胎児)に、先天性異常が現れています。またラウンドアップとグリホサート耐性のGM大豆が大量に使用されている南アメリカでは、先天性障害とがんが急増しているとのこと。



 アルゼンチンの研究グループ、
CONICETのまとめによれば、日常的にラウンドアップを噴霧しているGM大豆農園の近くに住む人々の間で、まったく同じか、よく似た先天障害が高い確率で発見されており、農薬との直接的な関与を示す内容になっています。アルゼンチンでは拡大し続ける農園のうち、すでに半分以上でGMOが主流となっており、一年で噴霧されるこの除草剤は5300万ガロンにのぼるというから、気が遠くなります(アルゼンチン由来の食物、加工品は危険ということですが…)。
 もっと怖いのは、企業も各国政府は、ラウンドアップのこのような危険性を百も承知で、この農薬を承認し、それと兄弟製品であるGMOを推進してきたという点。モンサント社自身の実験でも動物に異常が発現しており、同社はその実験結果をつけて承認を求めているのです。日本でもすでに何種類ものGM大豆やトウモロコシ、ワタの栽培が「承認」されており、近い将来、「ヒトの滅亡」という深刻な事態に直面することになるでしょう。そこには「安全神話」とともに売り込まれた原発とまったく同じ構図を見ることができます。みなさん、ラウンドアップやグリホサート耐性GMOの即刻全面禁止を求めて声をあげてください。この情報拡散もお願いします。2011.79


(参考)


http://bit.ly/k6om2P13th June 2011


http://www.naturalnews.com/032920_Roundup_birth_defects.html#ixzz1RWTQjWI7


http://www.monsanto.co.jp/biotech/info/authrized/index.html

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/