インフルエンザ脳症…変な見出し

 予想通り、豚インフル「爆発」報道後、各国でワクチン不足が
ニュースになっています。製薬会社は笑いが止まらないでしょうね。
ところで、数日前、こんな↓見出しの記事を見つけました(注:記
事は短く編集してあります。赤字を筆者)。


新型インフルによる脳症50人に…7歳最多
10月27日10時52分配信 
読売新聞


 新型インフルエンザに感染し、インフルエンザ脳症を発症した患者が
7月からの3か月間に計50人に上ったことが、国立感染症研究所の
調査でわかった。最も多かった年齢は7歳(10人)。5歳以下に多い
季節性インフルエンザに比べて年齢が高く、感染研は注意を促している。
 感染研は20症例をさらに詳しく分析した結果、全員に意識障害が
みられ、11人に熱性けいれんや気管支ぜんそくなどの基礎疾患(持病)
や既往症があった。
 このうち15人は回復したが、1人が死亡。3人に精神神経障害、
まひなどの後遺症が確認された。全員がインフルエンザ治療薬を服用
しており、発熱当日が3人、1日後が12人、2日後が3人と、治
療薬の効果があるとされる発症48時間以内の投与が大半だった。
(引用ここまで)
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 これでなぜ「インフルエンザ脳症」なのか? 筆者は「治療薬が
効かなかった」と言いたいのかもしれませんが、私にはどうしても、
この薬そのものの副作用で、「脳症」が起きたとしか思えません。
薬品名を書いていないのも、「事実を報道」するという新聞の原則に
外れます。もしこれがタミフルだとしたら、やはり見出しはインフル
エンザ治療薬脳症(例:タミフル脳症)とすべきでは。 
 
 中国でも、やや遅れてワクチン報道が始まりました。「志望者の
み、無料」が原則ですが、今日のニュースでは政府関係者が
「今のところワクチンは安全だ」と発言。ワクチンの「危険性」を
十分認識しているのです。さて、日本は? 2009.10.31

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/