前記事アップの後、改めて日本の自閉症児の数を検索してみました。
現在、自閉症は、他の類似の疾患(ADHD多動症や学習困難など)と分け、「自閉症スペクトラム症候群、ASD」と呼んでいます。国際的な医薬マフィアは、こうして病名や診断基準を変えることによって、以前の状況と直線的に比べられなくなることを狙ったのでしょうね。よくやる手です。
ところで、日本の厚労省は自閉症児の数を公表していません。それでも通るのは、厚労省に対する市民側の圧力団体がないから。日本の市民は、基本的に「知りたくないの」「知らないでいい」人々が多いので、厚労省(=医薬産業界)が不都合な情報を出さないのは当然なんですね。一方、アメリカのCDC(疾病コントロールセンター)は、入手した疾病情報を、法律に基づいて公表しています。日本にはその法律さえない。情報が得られない国では民主主義など根付きません。
68人に1人
そのCDCが2014年に出したある自閉症のデータは、世界を驚かせました。全米の自閉症の有病率は、前回(2012年発表)の30パーセント増しの68人に1人だったのです。8歳児1000人当たり14.7人。(https://www.cdc.gov/media/releases/2014/p0327-autism-spectrum-disorder.html)
この急激な増加が、「遺伝」が原因であるはずはありません。アメリカでは増加するワクチン(アルミアジュバントなど添加剤による脳細胞破壊)との相関関係が疑われているのも当然です。
自閉症、トップは日本
しかし、前記事で紹介したドキュメンタリー「VAXXED」では、自閉症の有病率が最も高いのは日本であることを示す表が使われていたのです。その話を聞いた友人が、アメリカからDVDを取り寄せ、その部分の画像を添付してくれました。それがこの図、右側がアジアの自閉症の発生率の変化を示す表ですが、やはりトップは日本・・・
日本での上映が嫌がられた最大の理由がこの表。そして、監修がアンドリュー・ウェークフィールド氏だったから。さらに、自閉症とMMRワクチンと結びつけてとりあげられていたからでしょう。MMRワクチンは日本では多くの被害者を出したいわくつきのワクチン。なので、M(おたふくかぜ)を除いてMRになっているのですが、その歴史はあまり知られていません。
そして今は、この自閉症ワクチンの接種率を上げるために、R(風疹)の危険性がさかんにあおられています。ドラマやニュースでも「風疹は危ない」「赤ちゃんを守るために男性も予防接種を」「抗体検査をしましょう」など・・・でも、すべてのワクチンには、自閉症を含む副作用のリスクがあることはちゃんと知っておかないとね。
20~50人に1人
さらに、自閉症有病率の数値を調べていたら、「心の健康情報局、すまいるナビゲーター」というサイトがヒットしました。大塚製薬の運営のようです。https://www.smilenavigator.jp/asd/abc/index.html
そこに上がっていた数値では、なんと20~50人に1人が自閉症。これなら確かにアメリカ以上。なのに、なぜ騒ぎになっていないのでしょう…ちなみに、私はこれまで、このようなデータを見たことはなく、ここ1~2年の間に、自閉症を取り巻く状況はさらに悪化したと思われます。
なお、以下はこのサイトの説明。
「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです。近年では、早ければ1歳半の乳幼児健康診査でその可能性を指摘されることがあります。自閉スペクトラム症には、対人関係やこだわりの特性がきわめて強い状態だけでなく、これらの特性が少しでもあることによって生活に支障を来し、福祉的・医療的サポートが必要な状態まで幅広く含まれます。最近の調査では子どものおよそ20~50人に1人が自閉スペクトラム症と診断されるともいわれています。男性に多くみられ、女性の約2~4倍という報告があります。どうして自閉スペクトラム症になるのか、その原因は不明ですが、生まれつきの脳機能の異常によるものと考えられています。「育て方が悪かったの…?」「しつけの問題…?」と悩む方がいますが、これまでの多くの研究から親の育て方やしつけ方などが原因ではないことがわかっています。
自閉スペクトラム症が疑われるお子さんには、次のような特徴がみられます
- 欲しいものを「あれとって」と言葉や身振りで伝えずに、親の手をつかんで連れて行って示す
- 視線が合わないか、合っても共感的でない
- 表情が乏しい、または不自然
- 名前を呼んでも振り向かない
- 人見知りしない、親の後追いをしない
- ひとりごとが多い、人の言ったことをオウム返しする
- 親が「見てごらん」と指さしてもなかなかそちらを見ない
- 抱っこや触られるのを嫌がる
- 一人遊びが多い、ごっこ遊びを好まない
- 食べ物の好き嫌いが強い
・・・1歳半検診で発見されるほど、自閉症は医師にとって、よく見る、ありふれた病気になりつつあるわけです。その症状は、赤ちゃんの頃から他人との関与を絶つというもので、まさに本能に逆行する病態。それがこれだけ増加しているのに、社会的危機感はちっとも高まっていない。さらに検索をかけると、もっとすさまじい数値に出くわしました。
10人に1人
発達障害の割合に関する最近の報告をまとめてみると、知的障害1%、自閉症2%、注意欠陥多動障害3~5%、限局性学習障害5%などとなっています。それぞれの障害は重複していることがありますが、単純に合計すると、子供の約1割以上が発達障害ということになります。2012年文部科学省の全国調査でも、通常クラスに在籍する生徒児童のなかで発達障害と考えられる生徒児童が約6.5%認められたと報告されたことと、現在、我が国において、特別支援教育を受けている児童生徒は、支援クラス、支援学級など全部含めて2.9%(2012年)であり、この両者の合計は9.4%となり、文部科学省のデータからも約1割の児童が発達障害であるということが分かります。発達障害の症状は軽度から重度までありますが、児童の10人に1人が何らかの障害を抱えているということになります。現在では、発達障害は決して珍しい病気とは言えないのです。 増加する発達障害(http://humane-place.org/zouka)から
・・・目がテン。子どもたちを取り巻く環境がこれほど悪くなっているとは。でも、このサイトを含め、ASDの原因にワクチンをあげているところはあまりないはずです。なぜなら、「子どもの発達障害」は、今や診断や擁護、教育指導、保育支援、食育などの関連ビジネスの隆盛につながっているようで、このままではこの流れを止めることは難しい。自閉症の子どもを持つパパやママたちは、黙って子どもの病気を受け入れるのではなく、周辺情報を確認してほしい。すべてはそこから。2018.10.14