コロナ恐怖症とコロナ政策(マスク、ワクチン)を、実際に市民に売り込んでいるのが学会とメディアです。
(画像はhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20201022/k10012674851000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001)
その関係を非常によく表しているのが↓の記事(一部)。
マスクはやはり効果あり 東大が新型コロナと人形で実証
2020/10/22 05:00 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20201021002316.html
…新型コロナウイルスの感染予防に、マスクはやはり効果があるーー。東京大医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)らの研究グループが、「実物」の新型コロナウイルスとマネキン人形を使った実験で確かめた。感染者が着けた場合にとりわけ効果的だという。米科学誌(「mSphere」doi:10.1128/mSphere.00637-20)に論文が掲載された。(中略)非感染者がマスクを着けなかった場合のウイルス吸い込み量は、感染者がサージカルマスクか綿マスクをつけると、つけなかった場合に比べ20~40%に抑えられた。感染者の使用が想定されていないN95マスクではほぼ0%だった。
感染者がマスクを着けなかった場合、非感染者がサージカルマスクをつけたときのウイルスの吸い込み量は、着けなかった場合に比べ50%、綿マスクでは60~80%だった。N95マスクでは10~20%まで抑えられた。両方が綿マスクを着けると、両方が着けなかった場合に比べてウイルスの吸い込み量は30%程度、サージカルマスクでは20~30%程度だった。N95マスクは使用前に顔の形に合わせて密着させる必要がある。密着が不十分な場合、条件によってはサージカルマスクと同じ程度の効果しかなかった。
ウイルスの遺伝子はどのマスク着用時も呼吸経路から検出されたが、実際に感染を引き起こすかは解析が必要だという。河岡さんは「流行拡大を防ぐには皆がマスクをすることが重要だ。ただマスクに対して過度の信頼は控えてほしい。相手と距離を保つなど他の方法を併用する必要がある」としている。
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「全国民マスク義務着用」を狙った記事です。ウイルスは怖い、マスクは感染防止に有効と刷り込む一方、国のコロナ対策は間違っていなかった、今後も素直にお上に従え、というメッセージも見え隠れしている。政権側は、拡大しつつあるコロナ陰謀論やマスク不要論を抑え込もうとしているのでしょう。
実験では:1.三種のマスクを使用①医療者用のN95マスク、②サージカルマスク、③綿のマスク。そして、2.ヒトの代わりに感染者と非感染者に見立てたマネキンを使い、感染マネキンからはウイルスを含む飛沫とエアロゾルを噴出させ、非感染マネキンには人工呼吸器をつけて呼吸を再現し、3.両方を50センチ離してマスクを着脱して対面させ、非感染者のウイルス吸い込み量を比較したそう……感染実験には実際のヒトは使えないため、こういうファンシーな実験を思いついたのでしょうが、これは何の証明にもならないだけでなく、前提そのものがおかしい。
それは、「実物の新型コロナウイルスを使った」とあること。これには驚きました。
SARS-Covid2(新型コロナウイルス)はいまだに「分離」さえされていません。これは周知のことで、米政府でさえ認めており、FDAのHPには「2019-nCoVの定量化されたウイルス分離株は今のところ手に入らない」とあります(https://www.fda.gov/media/134922/download)。事情は2020年10月の今も同じ。
ウイルスが分離されていない=存在が確認されていない=以上、これが特定の病気を起こすことも証明されていません。一般市民の間に広がっているコロナ感染に対する恐怖は、学会とメディアによるイメージ操作=詐欺=の結果なのです。
当然、この研究でも「実物のウイルス」を使ったはずはなく、おそらくPCRテストで得られた遺伝子配列をもつ微生物を用いたと思われます。それを証明するように、研究者は「ウイルスの遺伝子はどのマスク着用時も呼吸経路から検出された」と述べています。…つまり、ウイルス感染を確認したわけではなく、「ウイルスの遺伝子を検出した」だけだと白状しているのですね。なのに、その結論として、「マスクはウイルス感染予防に効果がある」「国民すべてがマスクをすべきだ」なんて言うのは、論理が飛躍しすぎて、ほとんど詐欺的な主張です。第一、ウイルス学者なら、PCRテストをウイルス分離に用いてはいけないという開発者側の注意を知らないはずはありません。そんな「歯止め」を無視して、「(PCR利用の)ウイルスもどき」とマネキンを代用して行われたこの実験は、最初から「マスク義務着用」に向けた魂胆を感じざるを得ません。そう、現代の「科学者」は、最も疑ってかかるべき存在なのです。2020.10.22