「ノーマスク集団の正体」、山本には言及せず

北海道の件に関する「報道」を分析したところ、私たちの活動を街宣部隊と結びつけて「傍若無人」なものに見せようという印象操作が行われていることがわかりました。相当、悪質。

札幌市役所に押しかけた「ノーマスク集団」の正体 デモで“コロナの嘘”を呼びかけ

2021年7月13日掲載 www.dailyshincho.jp

 6月30日、札幌市役所にマスクをしない集団が突然押しかけ、市長に面会を求めた。応対した職員3人が新型コロナに感染し、物議を醸している。彼らは、マスク強要を禁止、ワクチンの無効性を訴えたというが、一体何者なのか

 午前11時頃、市役所の10階にある市長室の前の通路に突然、マスクをしない集団が現れ、秋元克広市長との面会を求めたという。

「30人ほどの男女が市長に会わせろというのです。年齢は30代から40代で、マスクをしている人も何人かいました。女性の方が多かったですね」と説明するのは、札幌市役所の担当者(危機管理対策室)。・・・

「1時間ほど応対しました。彼らの主張は、マスクを強要するなということでした。それから、ワクチンは無効だということも延々と主張するのです。そして、子どもにマスクを付けさせるな、と。子どもの話が出たので、今度は教育委員会の学校施設担当部の職員2人を呼び、さらに30分話し合いがもたれました」(同)その後、感染症対策室の2人と教育委員会の1人が新型コロナに感染した。感染力の強いインド型変異ウイルスの可能性があるという。

 実はこのノーマスク集団、前日の29日にも、北海道庁にも押しかけているのだ。
知事部局の職員や道教委、警備員が応対したが、こちらも職員3人と警備員1人が感染した。ノーマスク集団から感染した可能性は高い。役所の人たちからすれば、たまったものではないだろう。先の担当者は言葉少なにこう語る。

「彼らが何者かはわかりません。どうやら、SNSなどで賛同者を呼びかけているようですが……」

★まず、山本は意味のない街宣やチラシ配りは一切やりません。「コロナの嘘を呼び掛けるデモ」(なんじゃこの表現は)など呼びかけたこともなし。従って、この記事は「見出し」から、山本の活動を貶める目的で書かれていることがわかります。
★中身はもっとひどく、記事が根拠にしているのは「行政関係者の発言」のみ。それを裏付ける証拠はひとつもない。「変異ウイルスがノーマスク集団から感染した可能性」についても証明なし。話にならない。
★また、「彼らは何者か」とくりかえしていますが、山本は常に自分の身分・本名を公表し、記名文書などで立場を明らかにし、ブログも紹介します。こそこそ逃げ隠れるのは私のやり方ではありません。
★なお、山本が札幌市と道庁に行ったのは、個人的取材が目的でした。興味をもった市民が同行を希望したのでOKしたけれど(行政もOKした)、団体として動いたわけではありません。なのに、記事は全員を怪しげな「正体不明のグループ」にしてしまったわけ。
 その理由は、後半を読むとわかります。
ノーマスクオフ会

 確かに、ツイッター(7月8日付)には、こんな投稿がある。

市役所と道庁に行った団体は毎週末札幌でデマデモを行っております。市役所に行った後に発熱している方は二人。その後ノーマスクオフ会を開催。開催場所の居酒屋店主も発熱。》

 毎週末のデモについては、ツイッターでこう呼びかけている。

《脱!新コロ。7月10日(土)7月11日(日)12時~16時「第24回第25回チラシ配りと呼びかけ」を行います
参加表明はDMでお願いします DMが繋がっていない方は、返信欄か直接のご参加をお願いします 集合場所は下記をご覧ください 開催場所は当日ツイートでお伝えします
チラシ配りと呼びかけ 札幌毎週土日
「コロナの嘘を訴えます!」時間 12:00~16:00 集合 12:00
地下鉄大通駅hiroshi付近 移動先はツイッターでお知らせします》

 ノーマスクオフ会の案内を見てみると、

《飲もう!語ろう!楽しもう! 札幌オフ会 7/3(土)17:30~ ススキノ 刺身居酒屋だんちゃん 
一人 5000円(料理と飲み放題付き90分) 定員15名 6/30〆切
ノーマスクの人しか入店できない伝説の居酒屋です みんなで集まってワイワイしませんか??ご参加お待ちしています❤》どうやら、ノーマスクとノーワクチンを呼びかける団体のようだ。
(後略)

★つまり、山本の行動は、札幌で毎週行われている「デマデモ」(いわゆる「街宣部隊」)と結びつけられ、「傍若無人」なものと断定されていた…もちろん、これは事実ではありません。

★なぜなら、上述のように山本は街宣だのチラシ配りは一切やらないから。現在、何種類ものチラシが出回っているようですが、私はそのどれにも関与していません(山本のチラシはそれなりの情報を明記しています)。なお、私を呼んでくれた団体もこの手のデモなど呼びかけた事実はありません。

★ちなみに、山本の「交渉」で取り上げるのは基本的に「法的問題」のみ。自分が何を言ったか、相手がどう答えたかもすべて録音してあります。逆に、私の名前を出すことによって、逆にワクチンやマスク問題の「弱点」が一気に明らかになるわけで、それを考えると、今回の「マスク未着用グループ」報道で、私の名前が出るはずはないのがよくわかるでしょう。それどころか、特定のグループと結びつけられて私の行動を貶めたわけですね。北海道のメディアの低レベルぶりは、住民がよくよくわかっておく必要があります。

★なお、記事の最後にあるススキノの店では、30日、夕食をとりましたが、翌日の登山を控えすぐ帰りました。…この時、札幌市が市内の飲食店をいかに締め上げているかを知り、驚きました。北海道の中小企業つぶしはきわめて陰険で悪質です。彼らの頭には道民の生活や将来のことなど何もなく、自らの「保身」あるのみ…このままでは私が愛する北の大地には将来はないかもしれない。

2021/7/17

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/