追加ワクチン、コロナそのものよりずっと危険

 日本でも政府やメディアは、「オミクロン株」を標的とした、4,5回目のワクチン接種をあおっていますが、新しいハーバード大学の研究は、この「二価」ワクチンはコロナそのものよりもはるかに危険だと結論づけています。Vaccine Narrative Collapses as Harvard Study Shows Jab More Dangerous than COVID

 もちろん、これまでのコロナワクチンだって安全性・有効性は証明されておらず、世界中で何万人もの死者とおそらく何百万人規模の副作用被害者を出しています。しかし、今回のワクチンは、ヒトを対象にした臨床試験さえ行われておらず、唯一行われた動物実験ではわずか8匹のマウスが使われただけという悪質さ。…政府もメーカーも、もう市民は反抗もしないと判断し、実験ワクチンを公然と打ってもいいと開き直っているわけ。

 臨床試験をしない理由を、アメリカの国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は、「世界中で患者が増えていて、今すぐワクチンが必要だが、臨床試験をしている時間はないから」だと説明。また、CDCのワレンスキー長官も、「予防接種が遅れれば新しい亜種が形成され、予防接種が時代遅れになる可能性があるため、迅速な投与が必要」だと主張しています。この確信犯的な発言に、彼らが、ワクチン接種の結果、世界中で大量死が起きることを期待しているのでしょう。

 これに歯向かうように、ハーバード大学とジョンズ・ホプキンス大学による新しい研究(study 現在プレプリント)は、コロナワクチンはウイルスそのものよりも98倍も悪いことを明らかにしています。「CDCとスポンサーによる有害事象データを用いて分析したところ、ブースター義務化は正味の期待害を引き起こす可能性があることを発見した。コロナ未感染の若年成人ではコロナ入院を1件予防するごとに、重大な有害事象18~98件が予想され、男性のブースター関連心筋炎1.7~3件、日常活動に支障をきたすグレード3以上の反応原性副作用が1373~3234件発生するとみられる」

 ・・・存在証明もない「コロナ」入院一件を防ぐために、「重大な」有害事象が最大で98件も起きる、しかもこれはすでに報告された有害事象の報告データにもとづいて分析された結果です(PRRシグナル検出)。・・・このニュースを知れば、関係者はオミクロン対応ワクチン接種は障害罪、殺人未遂罪に等しいと思わなければなりません。ところが、日本のメディアは、平然とこう↓伝えていました。

オミクロン株対応ワクチン 無料の公的接種に 来週から開始へ  2022年9月14日 17時40分

 新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種について、厚生労働省は、無料で受けられる公的接種に位置づけたうえで、来週から始める方針を決めました。厚生労働省は、年末年始に懸念される感染拡大に備え、希望する人が年内に接種を終えることを目指すとしています。厚生労働省は14日、専門家でつくる分科会を開き、アメリカの製薬会社、ファイザー社とモデルナ社のワクチンを使用して、無料の公的接種を開始する方針を決めました。対象となるのは、従来のワクチンで2回目までを終えている12歳以上のすべての人で、前回の接種から少なくとも5か月以上経過していることが条件となります。(中略)

 国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授は、オミクロン株に対応したワクチンについて「接種後の抗体価の上がり方は従来のワクチンと比べ、1.5倍から2倍まで上がるというデータが出ている。重症化を予防することが重要なので、基礎疾患のある人や高齢者は早めに接種をしてほしい。また、若い人は後遺症リスクが高いので自分事として接種をしてもらいたい」と話しています。また、松本主任教授によりますと、去年2回接種し、ことしは接種していない人や、3回接種してから時間がたっている人は、オミクロン株に対してのワクチンの有効性が下がっていて、これまで感染した人も今後再び感染する可能性があるとしています。そのうえで「今は感染者数が減っているが、秋・冬の時期には再び増える可能性がある。多くの人がワクチンを打って免疫を持った状態で次の流行に備えるのが大事だ」と指摘しています。(中略)

日本医師会の釜萢常任理事は記者会見で「オミクロン株に対応したワクチンは重症化の予防効果のほか、感染や発症を予防する効果も期待できる。これまで正月休みの終わりごろから感染の拡大が見られていて、12月までの早い段階で多くの方に接種を受けてもらうことが極めて重要だ」と指摘しました。そのうえで「岸田総理大臣が発言した一日100万回の接種を実現し、さらに積み増しも行う必要ある。地域の集団接種や職域接種、個別の医療機関でも可能なかぎり実施するなど、総力態勢が必要で、医師会としてもワクチンの効果や安全性を国民に理解してもらい、接種を進めていきたい」と述べました。

 「メディア」、そして「専門家」や「医師会」が、いかにワクチンに関する事実を覆い隠し、人々をだまくらかす役目に徹しているか、お分かりでしょうか。この医療ナントカ大の松本教授、そして「ワクチンの効果や安全性を国民に理解してもらい」という医師会の発言はあまりにひどすぎて、医薬産業界に対する不信と怒りがさらに強まります。 また、アメリカでも、CDCのワレンスキー長官は、mRNAワクチンと心筋炎との間に因果関係があることを認める一方(だから添付文書に副作用として加筆された)、実際は2021年にはある種の有害事象報告の分析を全く行っていなかったことが判明(自白したらしい)…これも確信犯的ウソというわけですね。まともに分析すると接種を中止せざるを得ないからでしょう。

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/