軍服組の「精神疾患」自殺

  もうひとつ、「自殺」のニュース。
防衛省・自衛隊の自殺83人 『精神疾患』原因トップに」
という見出しの記事ですが、わかりにくかったので編集し、下
線をつけました。原文はこちら↓(2009.7.17 19:22)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090717/plc0907171923007-n1.htm 

  防衛省・自衛隊の平成20年度の自殺者が自衛官76人、
事務官
ら7人の計83人に上ることが分かった。防衛省は初
めて「精神疾患」を原因とする自殺者数を公表した。その
数は25人と原因別では最も多く、次いで職務22人、借財
15人、家庭6人などの順。同省はこれまで
精神疾患による
自殺を「その他・不明」に含め、公表していなかった。
防衛省によると精神疾患による自殺は増加傾向にあり、
16年度に初めて20人を超え、17年度は全体の3割以上の
32人に達し、18~20年度も25人以上で推移している。
 自衛隊の自殺者は16~18年度は3年連続で100人を超
えたが、19年度は89人に減少していた。20年度の自殺者
内訳は陸自51人、海自16人、空自9人、事務官
ら7人。                  
         ーーーーーーーーーーーー
 2007年の自衛隊の「いじめ自殺」問題を思い出した人も
いるかもしれません。でも、そのずっと前から多かった精神
疾患自殺のことが、この時、全く表面化しなかったのはどう
考えても妙です。もともと軍隊にはいじめはつきものですが、
陸自の自殺者の多さも異常。今の自衛隊は徴兵制ではない
し、若い自衛官なら「脱出」という手もあるのに、それさえ
選んでいない・・・この憲法違反の組織には、公表できない
問題がもっとたくさんありそうです。2009.10.17

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/