小田原は自殺が多い?

  どこかでそんな話を聞き、調べてみました。すると…本当でした。
 小田原市の自殺率は、全国ワースト11位!1位が富士吉田市
なのは、「樹海」のせいでしょうが…。
 「県警の記録によれば、小田原署管轄地域(小田原市・箱根町・
湯河原町・真鶴町)の自殺者数は平成19年までの3年間で267人。
これには他の自治体から訪れて自殺した人数も含まれているが、
県全域の自殺者数を対象となる人口で割り出してみると、小田原と
下郡の自殺率は県の上位となった。自治体はそれぞれ地形や産
業構造、世帯構成なども異なるため、何が数字を押し上げたのか、
読み取ることは難しい」
http://www.townnews.co.jp/020area_page/03_fri/12_
hako/2008_3/09_19/hako_top1.html

 民間NPOによる分析です。原因は追究していませんが、環境悪
化と直結した「健康問題」が自殺の理由であることは多いのです。
この調査では、三崎(三浦市)と葉山町が小田原市と同率。いず
れも自然に恵まれた美しい町なのに、どうして?と思われる方も
多いかもしれません。
 
 実は、三浦や葉山は東京湾の汚染大気の影響を最も受け安い
場所で、ぜんそく児童なども多いのです。小田原は、それに加え、
止めて、という声も聞かず、何十年も濃厚な農薬をまき続けており、
スミチオン自殺者も多いと考えられます。農薬中毒はうつと自殺衝
動を引き起こしますから。これは市内の突然死や原因不明の死、
そして農薬散布との相関を調べれば、はっきりするでしょう。
 小田原では、二年前の8月にも、小田原署に「精神的な悩み」
で相談に行った男性が、そのわずか数時間後に妻と長男を殺害
し、飛び降り自殺したというニュースもありました。真相はわかり
ませんが、地域住民が問題に正面から取り組まない限り、状況
は変わらないでしょう。2009.10.8

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/