納得できない安倍氏の司法解剖結果

安倍氏の葬儀は国民葬といえるほど盛大なものだったようです。アベノミクスで国民の経済状況がこれまでになく悪くなったというのに、「死ねば英雄」。

 ところで、私は前記事で「安倍の生死はまだ不明」と書きましたが、彼の死を「暗殺」だと考えると、葬儀の時点までには実際死亡していただろうと考えます。なぜなら、①日本の葬儀では遺体を公開する、②今回は「替え玉説」など出ていない(病気引退の際にはよく出ていた)、③「生かしておく」メリットはほどんどない、④死者は英雄視され、「容疑者」へは憎悪が高まる、⑤「死亡」によって、暗殺の本来の目的が達成される・・・というところですかね。

 問題は⑤です。前回は「自作自演の犯行」と書きましたが、初めは直感的に、何らかの形で安倍氏が襲撃を受け、重傷を負うものの生き残るシナリオではないかと感じました。その後、「銃撃現場」におけるSPのネグレクト(「容疑者」を阻止しなかった)、安倍氏の身体が銃撃へ反動していなかったこと、彼は自分の足で演説台を降りたこと、血痕がほとんどなかったことなどから、このことを確信したんですけどね・・・

 しかし彼は、おそらくその直後、本当に暗殺されてしまった。私は7月10日の記事「安倍氏に傷を負わせたのは誰」で、司法解剖が待たれると書きましたが、実際は、県立奈良医大付属病院による「検死」に引き続いて、「司法解剖」が行われていました。おそらく奈良県警が実施したのではないかと思われますが、執刀者などは不明。以下、ちょっと長いけどスポニチの記事の一部を転載します。強調山本。

安倍氏の致命傷は2発目上腕部から 司法解剖、死因は左右鎖骨下動脈損傷による出血死 7/10(日) 5:25配信スポニチ

赤マーカー(山本)が弾丸の動き 

 (前略)奈良県警は9日、司法解剖の結果、首と左上腕部の計2カ所に銃弾が命中した傷があったと明らかにした。現場では2回の銃声が確認されており、県警は発射された銃弾の数や構造、入射角度などを詳しく調べる。司法解剖は8日午後10時40分から約6時間半にわたって行われた。県警によると、首と左上腕部の計2カ所に銃弾が命中した傷があった。死因は「左上腕部射創による左右鎖骨下動脈損傷にもとづく失血死」。左上腕部を撃たれて動脈を損傷したことが原因だった。搬送先の奈良県立医大病院は8日、首に銃創が2カ所あったと説明していたが、県警は首のもう1カ所の傷については、銃弾によるものかは分からないと説明している。医療ジャーナリストの森田豊氏は「鎖骨下動脈は血液を主に腕、一部を脳に供給している。特に左鎖骨下動脈は、人体で最も太い血管の一つである大動脈弓から直接分岐しており、非常に太い血管だ。鎖骨の下にあるため、その上から押さえて止血することは難しい。損傷すると体の中に血がたまっていくようになる」と解説した。事件の瞬間を捉えた映像を確認すると、安倍氏が近鉄大和西大寺駅前で台に上がって訴えている最中、突然、ドーンという銃声が響き背後から白煙が上がった。安倍氏が左方向に体をひねって後ろを振り返った直後、2回目の銃声が響き、うずくまって台から崩れ落ちた。この時に銃弾が左上腕部に命中したとみられる。1回目の銃声が聞こえた後、スーツ姿の警護員が防弾機能を持ったカバンを上げて安倍氏を守ろうとする姿も映っていた。県警によると、安倍氏の演説場所から十数メートル離れて止まっていた選挙カーの上部に設置された看板に、弾痕のようなものが複数確認された。流れ弾が当たったとみられ、安倍氏の周辺にいた人々に被害が及んでいた恐れもあった。(転載ここまで)

 奈良県立医大の説明は、「左肩に銃創1ヶ所、前頸部(首の前あたり)に楕円形の銃創2ヶ所」「首から入った銃弾が肩に抜けた」「左心室が大きく損傷していた」でした。これに対し、奈良県警の解剖結果は、「首と左上腕部に銃弾が命中、上腕部から入った銃弾が左右の鎖骨下大動脈を損傷し、失血死に至った」というもので、心臓への言及なし。銃弾についても言及なし。・・・正式な射撃訓練を受けたわけでもなさそうな「容疑者」が、まさにプロ暗殺者並みの正確な致死傷を与えていたというのだから、信じられん。

 なお、使われたのが本物の散弾銃の場合、距離が近いほど銃創が大きくなり、骨が砕け、それがあちこちに飛散するのだとか。もちろん大量の出血を伴うことが多いので、現場に(道路にも)血痕がまったくなかったという現地の人々の証言は貴重です。

 なお「首のもう一つの傷が銃弾によるものかはわからない」というのも妙な話。ケネディ暗殺の場合も、喉の弾丸の出口に、(わざわざ)気管切開口が設けられていたためさまざまな議論を呼びました。この事件は、司法解剖も「政治」の中で行われることを示しており、政治と直結している警察は、場合によっては最大の「隠蔽者」であることを知っておく必要があるでしょう。

 ところで、「暗殺」とは、何らかの政治的目的を達成するために、国家元首や政府首脳、政治家などの著名人や重要人を、不意打ち的に殺害する行為です。暗殺者は、カネで雇われたり、特定の「信条」やマインドコントロールを通じて殺しに向けられます。一方、雇う方は、いわば「権力」であることが多く、だからこそ「重要人物」が狙われ、ショックを与えるような殺され方をするのですが・・・(どんな傷になるんだろうと思って調べ、嫌な写真を大量に見てしまった)

 今回の事件で利益を得たのは決して「容疑者本人」でも「家庭連合」でもなく、とりあえず選挙に圧勝した自民中枢部と、そして、その自民をこれまで以上に操りたい、破産の危機にあるアメリカのジャパンハンドラーでしょう。…きょうはフランス革命記念日。2022.7.14

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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