神奈川県の消えた「お知らせ」のわけ

 傍聴3人! 問題のあの会議が開かれます と、神奈川県の第4回予防接種研究会への「傍聴」を呼びかけたのが1月23日。ところが、今日26日、「そのページが消えています」という連絡がありました。いやな感じ。帰宅してチェックしたら・・・ほんとでした。

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 サイト内検索しても、ぜんぜん出てこないんですけど?(`Δ´)! 1月28日午後6時からの予防接種研究会の情報。予定が変わったのか、それとも中止されたのか・・・で、メールをチェックしたら、県からこういうお知らせが入っていました。

山本 節子 様 

第4回神奈川県予防接種研究会傍聴申込みにつきまして、
抽せんの結果、あなた様は落選となりましたので、お伝えします。
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神奈川県保健福祉局保健医療部健康危機管理課
感染症対策グループ 金子、吉田
〒231-8588 横浜市中区日本大通1
TEL 045-210-4791 
FAX 045-633-3770
E-mail kenzou-kansen@pref.kanagawa.jp
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 なんと密室で「傍聴者」を決めていた! なのでサイトから速攻「削除」してしまったわけです。行政ウオッチ歴の長い山本も、これほどアホの極みに遭遇するのは初めて……普通なら、当日、その会議を傍聴したいと希望者が集まったところで、「公明正大に」くじ引きか何かで傍聴者を決めるでしょうが! 社会の実態についてほとんど無知(かつ無能)な裁判所でさえそうしている。もし、裁判所が、傍聴希望者を事前に「密室で抽選」なんかしたらどうなる? 司法の中立性が保てるはずはないし、裁判に関心を持つ市民がだまっているはずはないでしょう?
 事情は行政だって同じです。それなのに、黒岩が平然と今回のような「不公正、不明瞭、密室」行政をやっているのは、当人の無知と、市民に対する蔑視があるからでしょう。彼及び彼の背後の医薬産業界は、ワクチン問題に関心を持つ市民は少ないし、いくらでもだませる、と思っているわけです。
 でも、こういう「密室抽選」は、行政の中立性・公平性を定めた地方自治法にも違反しているし、何より、「予防接種研究会」がいかに怪しい存在かを示しているからね。こうなることがわかっていたから、「さっさと廃止を」と求めてきたのですが、もっと声をあげないといけないんだろうなあ~2015.1.26

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/