5/14(火)は、神奈川県県庁で、第9回目のがれき受入問題に関する対県交渉と記者会見を行いました。県側は廃棄物指導課と資源循環課の四名が出席。質疑は、前回の積み残しの質問に答えてもらうはずだったのですが、とにかく資源循環課の対応がひどく、前回よりあきらかに姿勢が後退していした。4月の人事異動で、市民対応用に「石」を起用したらしく、黒岩県政の悪質さが現れています。以下は当日のQ&Aをうんと簡略化したもの。
Q1「精査するたび、魚網の比重か軽くなっているのはなぜ?」
回答:当初、適切な比重はわからなかったが、仮に1.0とし他。その後、調べたら0.6になり、現在は0.4になっている。比重が下がった理由は受け入れに関係ないので調べなかった。
(コメント:処理費はオール税金だから、下方修正された理由を調べるのは、事業を受託した県の義務なのに、それをやっていない。調べれば、当初の見積もりが過大で、実際は広域処理など必要なかったことがばれてしまうでしょう。だから、神奈川県も岩手県も応用地質も、洋野町も野田村も、精査の実態を明かそうとしないのです。でも、ちゃんと資料を出さないと、詐欺罪を認めることになってしまうからね。関係自治体の長も、その筋で告発するしかありません。
Q2「農薬のことは調べたの?」
回答:洋野町町民生活課に聞きました。そしたら「魚網に農薬は使っていない」とのことでした」これで全部。
(コメント:H氏はバカ公務員の典型。で、自分で電話したところ、「魚網には散布していない」「なぜ?他の地域は漁具・魚網のウジが特にひどかったのに洋野町だけハエさえも出なかった尾?」「・・・出ました。で、崩れた建物とかがれきに使いました」「は? 最もハエがわきやすい魚網にはハエはでなかったの?」「・・・」「農薬の種類は?」「農薬はまいていません(きっぱり)。消石灰と乳剤だけです」「あんたねえ、それスミチオン乳剤じゃない? 誰が買ったの」「洋野町です」「だったら、その発注書のコピーを送ってよ」
話になりません。田舎の公務員って、これほどまでにレベルが低いのか。田舎ほど、優秀な人材が必要なのに・・・とにかく、洋野町でも農薬は使っていた。それを「未使用」とごまかし、説明もなしに箱根に入れようとている。これも詐欺。
Q3「芦名の(がれき受入)撤回要請に対して、なぜ回答をださないの?」
回答「文書になるかどうかはわかりませんが、しかるべき時に出します」
(コメント:「しかるべき時」とは、神奈川県が受け入れることとなった300トンの魚網につき、箱根と南足柄が正式にOKを出した時、ということのようです。でも、さすがに県も芦名の協定の「拘束力」を認めているから、どんな画策をしようと、芦名へのがれき搬入は実質的に無理。だから、箱根・南足柄なのです・・・やり方が汚い。これが神奈川方式です。
Q4 「箱根や南足柄にはどんな要請書を出したの?」
回答「文章ではなく、電話です。ただ、連絡は全て幹部職員(課長・部長・局長・副知事クラス)で、その中身についてはまだ結果が出ていないので、お知らせすることはできません」
(コメント:ふん、市民側はとっくに調べ済みなのだ。もともと県は「処分場のある自治体すべてに受入を要請する」はずだったけれど、実際は、連絡さえなかった自治体も多い。県のターゲットは最初から箱根と南足柄だった模様。一番人口が少なく、一番弱いところをねらっているわけね。
その後、記者会見でも、↑のことを強調しました。住民や公務員が無知だと、とことんやられるのは、福島県の原発立地を見ればわかると思うのだけど、ここに至ってまだ政府(都道府県含む)を信じているアホ名自治体は、後で泣きをみますよ。悪いこと言わないから、来週中に、お断りの電話するんだね。大丈夫。市民はその決断を支持するから。2013.5.16
■記者会見、IWJ動画こちら→→http://iwj.co.jp/wj/open/archives/78784
■参加者のサイト http://change2011.blog.fc2.com/blog-entry-261.html