県知事とパチスロ業界の結びつき

 前記事のつづき。
 県から病院開設認可を得ながら、土地問題で開業できないでいるパチスロ大手「オーイズミ」、同社はこの土地の帰属をめぐる裁判で敗訴し、今年6月の株主総会さえ延期していました。・・・で、本件は高裁で係争中のようです。

 しかも、オーイズミはこの土地を買収した時から、隠れ負債を掴まさていたという情報もありました。いろんな意味で、まともに事業を展開できないような条件が揃っていたようですが、県は、それをぜ~んぶ無視して、異例の認可を出した。昨日アップした新聞記事を見ると、どうも、特別秘書と医療課のグループリーダーに詰め腹を切らせて話を収めるシナリオがあるようですが、それで済ますわけにはゆきません。
 黒岩氏とパチスロの関係に疑問をもってキーワード検索したら、なんと、神奈川県のパチンコ・パチスロ業界団体である「神奈川県遊技場協同組合(神遊協)」は、その関連業界によって設立された「神奈川福祉事業協会」(≠神奈川県社会福祉事業団)と共に、毎年、多くの団体に寄付をしていました。神奈川県にも、神奈川県警にも。
 その詳細はこちら⇒ http://www.kykk.com/org/index.html(神遊協の社会貢献活動)
 具体例はこちら↓(いずれも知事が笑顔で写真におさまっています)
東日本大震災県内避難者への支援

神奈川県青少年保護育成条例啓発用のクリアファイルの寄贈
  
ふれあいコンサート2014 ~音符にのせて笑顔を届けよう~

 神遊協の社会貢献を責めるつもりはありませんが、いろんな県のイベントに、これほど密接にからんでいたとは知りませんでした。でも、県と特定業界との間に、このような強い結びつきがあったせいで、県は「オーイズミ」に特例的な許可を出したのではないか、と考えざるを得ません。県はこの件について市民に説明する義務があるし、今回、無視された形の「内規」を、取り急ぎ条例化すべきです。違反者への罰則も含め。(この項続く)2015.9.11

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/