濃霧の長江

 中国には「霧」が多いことをごぞんじでしょうか?
「濃霧注意報」が出たら、ほんとうに要注意。旅行者、ビジネ
スマンは特に。極端に視野が悪くなるので、飛行機、バス、
船などがストップすることが多いからです。
 26日に発生した濃霧は、比較的短い時間で消えましたが、
それでも長江河口は視界が200メートルほどになり、1000隻
の船が足止めされました。海事所が「緑色通道」を確保して、
超大型船舶や危険物を積んでいる船を優先して停泊地に誘導
したということです。今年は4月にも大濃霧が発生しました。

(ウェザー・コムの安徽省の写真です。こうなると、外出も危険)
 
 私の住む南京でも霧が濃く、高速も視界が20メートル以下で、
終日閉鎖されました。TVでは長時間の戸外運動を避けるよう呼
び呼びかけています。PMが付着しているのでしょうね。日本でも
同じ注意が必要です。
 でも、交通機関はともかく、日常生活はいつもと変わりなく、の
んびりムード。昔、ロンドンのハイドパークで濃霧の中を歩いた
時は、切り裂きジャックが出てきそうな恐怖に襲われたのですが。

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/