怪しいワクチン検討会

  11月21、日厚労省の専門家検討会が、「新型インフル
ワクチンの副作用には『重大懸念はない』」との結論を出し
たとの報道がありました。
毎日新聞


 その時点で21件の死亡例がありましたが、これは、基礎
疾患によるものとし、心臓、腎臓、呼吸器などに障害のある
人への接種は「慎重な判断が必要」との注意つき。
 報道では、接種約450万人に対し、異常877件、うち重度
の副作用は68件。しかし、一般の季節性ワクチンでは、接種
約100万件に対し、重度副作用が3件(07年)。450万人換算
では重度異常は13.5件です。なんと五倍も高い。これでなぜ
「安全」と言えるの? 記事はこう続きます。
「今回はそれより報告頻度が高いが、『因果関係がないと考え
られる場合も報告しており、単純比較はできない』との意見が
相次ぎ、安全性は大差ないと判断した。死亡例21件中4件は、
接種との関連が否定できないとの指摘があった」
 なんと恥知らずな委員たち。彼らは科学的根拠にもとづいて
議論しているわけではなく、推測を述べているだけなのです。少
なくとも四名はワクチンが原因だったようですが、それすら調査も
されていないようで、検討委員会は、国民の安全ではなく、医薬
業界の利益を重視しているだけなのです。
 アメリカでも去年、小児学会がワクチンのリスクを国民に伝えて
いないとして、大きな批判にさらされました。ワクチンに含まれる
水銀が自閉症やぜんそくにつながるという科学的根拠を無視し、
安全性の神話をふりまいたようです。
Pediatricians group misleading the public about vaccination risks? 
 「ワクチンを打てば安全」というのは、とても危険な神話
だと思います。感染や発病が、病原菌によるものか、クスリ
のリスクのせいか、証明する方法がないのだから。

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/