妊婦のエコー検査、リスクあり

   妊婦のエコー調査、気になってひきつづきチェックしてたら、こんな記事がありました。(編集してあります。原文アドレスは下部、赤字は筆者)
妊婦のエコー検査、同意得て実施は半数 医療機関調査
20107930
 もともと安全で健康な出産のために赤ちゃんの発育状況を確認する超音波検査(エコー)。最近は染色体の状態まで推測可能になり、両親が悩む例も増えている。しかし日本周産期新生児医学会倫理委員会が今年2月に行った調査によると、同意を得て実施している医療機関は半数に過ぎない。
 東京都や大阪府など4都府県の産婦人科医170人から寄せられた回答によれば、通常の超音波検査で、書面で同意を取っている医師は7(4%)、口頭同意は44%、同意を取っていない医師は42%、無回答10%だった。中絶手術が受けられる妊娠22週未満の超音波検査で、胎児に明らかな異常がある場合、72%の医師が「すぐに専門機関へ紹介する」と答えた。染色体異常は羊水検査をしないと確定できず20%の医師は「羊水検査を勧める」と回答した。22%の医師は「人工中絶という選択肢があると説明する」と答えた。検査結果が中絶の誘因とならないよう、中絶できない22週以降に異常を伝え、「専門機関に紹介する」とした医師も5%いた。(後略)
 
 何だこれは、と思いました。「同意書」とは、検査のリスクについて、医師がきちんと説明し、妊婦もそれを了解していることをいい、普通「インフォームド・コンセント」といいます。MRIだって、胃カメラだって、ちゃんと同意書を書くでしょう? エコー調査だって、リスクがあるのです! なのに、大半の医師は何の説明もなく、通常の超音波検査」として、おなかにバンバン超音波を当てている……(記事ではあえて「リスク」について書いていませんが)
 さらに調べたら、健診のたびにエコー検査を行っている病院もあり、唖然としました。②私が出産した二十年ちょい前、エコーはまだ少なく、あってもせいぜい1、2回でしたが、今のママは、多い人で13、4回、少ない人でも3、4回はあてています。これじゃあお金もかかるし(エコー検査は自費)、胎児への影響もかなり強いはず。
 厚労省は2006年、「特にリスクのない単胎妊婦の定期健康診査」③って文章を出していますが、これがどうやら妊婦健診の初のガイドラインのようです(それまでは医師まかせ)。さっと目を通しましたが、エコー検査については、「少し控えなさい」とも読めますが、ハイリスクの妊婦さんにはかえって濃厚な健診を求めています。…出産は完全に産業化しているのですね。
 今の日本の産科医は、もう触診や内診で妊婦を見ることができなくなっているのでは?
 機器・薬剤に頼る医療は、医師のレベルを低下させ、腐敗を生むのではと気になります。 産科医が激減していると聞きますが、その原因はこんなところにあるのかもしれません。2010.11.5
①http://www.asahi.com/science/update/0708/TKY201007080625.html
②http://questionbox.jp.msn.com/qa1586729.html
http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6009-403.pdf

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/