今日は世界反GMOデモです、日本は…

  うわ~しまった! 気づくのが遅かった・・・実は今日、「世界一斉GMOボイコットデモ」が行われる予定なのです。

"March Against Monsanto" May 24 in Over 50 Countries – Calling for the Boycott of GMOs

 5月24日、世界中の活動家が、モンサントに反対し、遺伝子組み換え作物や、類似の有害な農業化学作物の永久ボイコットをめざし、デモを行います。現在、六大陸52カ国、400以上の都市で予定されています。参加都市のリストはここ↓ www.march-against-monsanto.com.

 私がデモに参加することはほとんどありませんが、日本ではGMOの危険性があまりにも知られていないため、デモも有効だと思っていました。でも去年のデモは終わったあとで知り、次回は絶対参加しようと思ったのです。で、さっそく上のサイトを見たところ・・・ない! 日本は一箇所もリストアップされていない! まさか。世界の動きとは連携せず独自にやっているかもしれないと検索したけど、やはりひっかかってきません。日本消費者連盟http://nishoren.net/も、「美味しんぼ」問題に夢中のようで・・・これが日本の現状か。

 GMOはこれまで考えられていたよりずっと恐ろしいものであること、栄養価も普通の作物に比べ、大きく劣っていることもあきらかになっています。アメリカのGMO大豆には農薬グリホサートが残留していることも発見されたし、農業大国のアルゼンチンではGMO栽培とともに、流産・不妊・先天性異常が激増しています。そのアルゼンチンやアメリカで栽培される大豆の多くが、日本に輸出され、みそ、醤油、納豆、おせんべいなど、多くの製品に加工されていますが、GMO混合率の表示さえないので、日本はGMOとは無関係だと思っている人も多いかも。この現状から、日消連はじめ、「専門家」の反対組織があるとばかり思っていたけど、さすがジャパン。まあ、「美味しんぼ論争」の方が気楽に参加できるんでしょうね。2014.5.24

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/