国内では事実上の内戦状態が発生し、ますます泥沼化するトランプ政権のアメリカ。でも保健福祉の分野だけは、RFケネディ長官が次々に目覚ましい動きを打ち出しています。数日前、彼がかの悪名高いACIP(予防接種実施諮問委員会)の委員を全員解任したのには驚かされました。ACIPはそれこそ「悪の核心」部分、そこにメスを入れたとは・・・これが「権力」です。
ケネディ米厚生長官、ワクチン諮問委メンバー全員を解任 「利益相反ある」 2025/6/10(火) 10:41 ロイター

米国のケネディ厚生長官は9日、政府のワクチン政策に助言する疾病対策センター(CDC)の諮問委員会のメンバー17人全員を解任した。今後新たな委員を選ぶ。ケネディ氏は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)への寄稿で「ワクチンへの賛否にかかわらず、国民の信頼を取り戻す必要がある」と主張した。医学や公衆衛生の専門家で構成される諮問委はワクチンの安全性や有効性に関するデータを検証し、保険適用に影響する勧告などを行う。ケネディ氏は寄稿で委員らに「永続的な利益相反」があることを理由に挙げた。ただ米メディアによれば、各委員は製薬企業などとの関係を開示する義務があり、選任に当たっては重大な利益相反がないか慎重に審査されてきたという。AP通信は「無数の命を救った(諮問委の)信頼を損ない、透明性を覆す決定だ」と批判する米医師会のスコット会長の声を伝えた。 ニューヨーク・タイムズによれば、厚生長官にはCDCの諮問委メンバーの選任権と解任権がある。同紙は反ワクチン活動家だったケネディ氏が自身の考えに近いメンバーを指名すれば、小児を含むワクチン推奨の方針が大きく変わる可能性があると報じている。
完全「反ワクチン派」の山本にとって、彼の決定は素晴らしい快挙ですが、既存メディアや関連業界は一斉に非難の声をあげ、ケネディ叩きがさらに激しくなっています。彼らはこれまでのワクチン政策の転換を恐れ、「アメリカ人の健康が守られなくなる」とか、「利益相反の証拠はない」などの言いがかりをつけているのです・・・このことを予測して、ケネディは少し前に、MAHAリポート呼ばれる報告書を出したのですが、彼らは読んでもいないのか?
世界で最多のワクチンを半強制的に打たれまくっているアメリカの子どもたちは、健康どころか、慢性疾患や精神障害、神経障害が先進国中もっとも多く、幼児死亡率も最も高い。自閉症の発生も31人に1人と、増加傾向は止まる気配もなく、すでに「流行病」と言っていいほど。もちろん、それらの原因はワクチンだけではありませんが、直接人体に注入するワクチンが子どもたちの健康に大きく影響していることは否定できません。私たちは何より、これまでどのワクチンも絶対的な安全性が確保されたことはない(臨床試験でもプラセボを利用した二重盲検試験は行われて来なかった)こと、ワクチンは免疫系を害し、血を汚すことを知っておく必要があります。
そのワクチン政策を策定するのは、政府ではなく、「専門家」からなるこの諮問委員会ACIPです。ACIPは、臨床、科学、公衆衛生の専門知識を持つ専門家で構成される、独立した外部機関であり、連邦政府機関ではありません。彼らはメーカ―が提案するワクチンについて、どれを推奨し、誰に何回接種するかを決定して「勧告」を出しますが、CHDによればACIPはどんなワクチンにも「ノー」と言ったことはないとのこと。そして、CDCは基本的にその「専門家の勧告」通りにワクチンを承認する流れになっているため、このACIPに、ビッグファーマや学界、医学界が、自分たちの息のかかった人材を送り込まないわけがありません。たとえば昨年二月、ACIPは欠員不足を補うため、新たに9名の委員を任命しました。もちろん、彼らは「利益相反の厳格な審査を受けた」のかもしれませんが、ちょっと調べると事実はすぐ出てきます。利益相反どころか、ACIPはビッグファーマと保健福祉庁を結び付ける、汚職の要の組織なのです。
「新たに任命された9人の委員は、製薬会社との金銭的なつながりがあるか、公衆衛生機関と協力してCOVID-19、RSウイルス、またはHPVワクチンの普及活動に携わった経歴を持つ」、「新任委員は全員、ファイザー、モデルナ、メルクといったワクチンメーカーを含む大手製薬会社から助成金やコンサルティング料を受け取っていたか、HHS(保健福祉省)に勤務していたか、最近のHHS助成金を受けてワクチンの開発・試験、あるいはワクチン接種率向上策の調査に携わっていた。」https://childrenshealthdefense.org/defender/new-cdc-advisers-vaccines-conflict-of-interest-pharma/
記事には具体的な委員の名前、所属、ファーマから得た所得や研究費、どんなワクチンを推奨したり力を入れているかなども明記されており、委員たちの「熱烈ワクチン推進派」ぶりがよくわかります。彼らの任務はヒトに打つワクチンを増やすことにあり、国民の健康などにはこれっぽっちも関心はありません。解任された委員のほとんどはコロナワクチンの熱心な推奨派でもありました。私たちは深いワクチン幻想の中で生きていますが、こういう組織や構造、人脈と金脈の中で「ワクチン大国」が築き上げられてきたのですね。それを打ち砕くには、たくさんの人々の気づきと行動が必要です。2025.6.13