上海の焼却炉で爆発ーーメタンガス爆発だった

  上海、江橋ごみ処理場の爆発事故の続報。死者2名、負傷者4名、行方不明の一人はまだ発見されていないとのことです。正式な事故報告は出ていませんが、東方網の記事によると:
2013-12-06 10:40 http://news.hsw.cn/system/2013/12/06/051811525.shtml

 ・爆発がおきたのは、上海再生能源有限公司(上海江橋ごみ処理施設の経営主体らしい)の
西北角にある浸出水処理一次工程工場、面積は約250平方メートル。ここではごみから沁み出す浸出液を集め、生物化学処理したのちに出てくるメタンガスを発電に用いていた。
 

 ・事故発生時、たまたまこの工場内では管の修理が行われていた。その最中、突然、爆発がおき、汚水処理装置とその付属棟が崩れ落ちた。このことから、爆発したのは、引火・爆発しやすいメタンガスが原因だと思われる。

 ・爆発の威力は大きく、道路を隔てた反対側にあった印刷工場(300メートルの距離)では、爆発音とほとんど同時に地震のような震動を感じ、自分たちの工場が爆発したと思ったという。150メートルしか離れていない西側のごみ処理作業所でも爆発音と震動がひどく、みな逃げ出した。

 ・事故後、事故再発を防ぐため、嘉定区政府、市安监局、公安局が現場に駆けつけ、けが人の救出と捜索を行い、事故調査グループと、専門家による事故の環境安全評価グループを設置した

 

 ごみ発電所でした! それもメタンガス発電の。・・・道理で悪臭が問題になっていたはずです。「再生エネルギー」はいかにも環境によさそうに売り込まれていますが、どの技術も、危険とさらなる資源破壊、環境汚染との背中合わせであることを知って欲しい。事故で亡くなった人の冥福を祈ります。
 なお、この施設はドイツ製、稼動開始からの十年ほどしか立っていないそうですが、メーカーがなかなか探し出せない。そういえば、広州の「がんの村」の焼却炉が三菱造船だったのも、大分時間をかけてつきとめたっけ。欧米先進諸国と日本は、アジア各国を食い物にしているのです。原発でも、ごみ焼却炉でも。2013.12.7

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/