コロナワクチン、いきなり人体実験

 アメリカでコロナワクチンの治験が開始されました。なんと動物実験の結果を待たず、見切り発車で始められたとのこと。これを伝えたビジネス誌の記事もきわめて批判的なのは当然でしょう。以下、原文

https://www.ibtimes.com/coronavirus-update-vaccine-skips-important-animal-testing-phase-straight-human-trials-2941208

にもとづく山本風まとめと解説です。

 ★3月16日、アメリカで新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの人体実験が始まった

 ★このワクチンは動物実験の段階であるにもかかわらず実行されている

 ★正統な手順からはずれた新しいワクチンは、安全性と有効性の両方に害を及ぼし、生物医学倫理の学者らも疑問をなげかけている。

 治験を開始したのは、バイオテクノロジー企業のモデルナ社(Moderna Inc.マサチューセッツ州)。同社はDNA技術を用い、ワクチンとしては記録的な速さで治験までこぎつけた。候補のCOVID-19ワクチンのコードネームはmRNA-1273という。

 しかし、これは危険なギャンブルだ。万一成功すれば何万人もの命を救うが、失敗すれば勇敢なボランティアの健康を害してしまう。また医療倫理に沿っているとも思えない。なぜなら、ワクチンを含む新薬の臨床試験では、通常、まず動物(通常はマウス)で反復実験し、その安全性と有効性が確認された後で初めてヒトに対する人体実験、いわゆる「治験」が行われるが、今回はその多段階の手続きのうち、「動物実験」を省略してしまったからだ。

 医療関係者は、新型コロナウイルスによる急性呼吸器症候群を防ぐために、それを引き起こすコロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するワクチンが緊急に必要なこと、動物試験が終わるまで待っていられないこと、そこで新ワクチンを急遽ヒトで試してみることで一致したのだろう。リポートによれば、アメリカ国立アレルギー研究所(NIAID)でこの新ワクチンをマウスに接種したところ、MERS-CoV用の実験的ワクチンを接種されたマウスと同じような免疫反応を示したという。

 しかし研究室で飼育されている標準的なマウスは、SARS-CoV-2 に対してヒトのような感受性はないため、ワクチンの有効性には疑問が残る。生物医学倫理学者のマシュケ氏は、もし進行中の予備実験で動物に害が出たり、感染を阻止することができなければヒトへの治験は中止される、動物研究はヒトに対する薬物の作用を示す信頼できる指標ではない、と述べる。

 したがって、その動物実験そのものを省略したということは、ボランティアにリスクを押し付けていることになる。マサチューセッツ大学の哲学科の助教ニコラス・エバンズ氏は、「これは私たちがやってはいけないことだ」と語った。

モデルナ社は米食品医薬品局を説得し、動物実験が進行中の段階でヒトへの治験を了承させた。動物実験は今年3月、ヒトへの治験のボランティア募集と同時期に始まっている。

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 予想通り、「新世代ワクチン」開発合戦の口火が切られました。

 実は、今回のコロナウイルスの騒ぎの目的のひとつが、短期間で製造できるワクチンへの要求に応え、人類すべてに接種するのが当然という流れを生み出すことでした。医薬産業界は、これまでのワクチンの「害」をよく知り、それが明るみに出る前に、新たに「DNAワクチン」を製造スタンダードにしようと動いていたのです。これは医薬産業がさかんな先進国には共通の流れで、どの国でも、医薬産業界と政府は手をたずさえて動いています。特に、DEEP STATEが仕切るアメリカでは、上の文にあるように国立アレルギー研やFDAが積極関与し、公然と「通常の手続き」を無視している。倫理もへったくれもない。ワクチン情報が乏しい人は信じられないかもしれませんが、ワクチンは効かない、ワクチンは危険、病院もクスリも危ない。そのワクチン製造の背後にあるのは陰謀と利権のみ。コロナ騒ぎに騙されるな。2020.3.20 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/