クロエを助けて

 前記事で紹介したイギリスのHPVワクチン被害者、クロエは、全国紙もとりあげられていました。健康にみちあふれていた12歳の少女が、ワクチン接種後、食べることも、歩くこともできなくなり、一生チューブにつながれて生きていかなければならなくなった…その残酷なストーリーに、多くの人の支援が集まっているようです。

以下は、彼女とその家族が、高額の治療費を工面するために募金をよびかけているサイト、Help Chloe Live Again (https://www.gofundme.com/HelpChloeLiveAgain)からの簡訳です。なお、訳語はアバウトであることを申し添えておきます。なにしろまだ日本語訳がない病名もあるし、治療法に至っては「そんなのあり?」というものもあるし、で、全訳でもありません。とにかく、HPVワクチンは新しい病気を作り出し、その治療はすでにドル箱になっていることがよくわかります。

 

「もう一度、クロエに命を」

*new goal: £75K, half of the overall Stem Cell price or approximately 30 rounds of IVIG. 

新しい募金目標額は75000ポンドです。これは幹細胞治療全部あるいは約30回のIVIG治療の半分に当たります。

(左:チューブの跡だらけの痛々しい腹部。右:笑顔が美しいクロエ)

 

みなさん、こんにちわ!

 私はクロエ、19歳です。7年前のHPVワクチン接種以来、副作用による多くの慢性症状が悪化する一方です。2016年には自律神経不全で呼吸できなくなりほとんど死にかけました。幸い、ライフサポートのおかげで何とか内臓が動き始め、蘇生することができました。私は再び息ができるようになったことにとても感謝しています。でも、この生がいつまでつづくかわかりません。

 HPVワクチン接種前の私は、ハイキングしたり、マウンテンバイクに乗ったり、友達と会ったり、パーティをしたりと忙しくしていました。学校では中等教育のAランク証書が得られるはずでした。現実の世界から切り離されている今もなお、社会は私にとってとても大切です。また、私は週6回はダンス教室に通い、その方面でキャリアを得るつもりでした。でも、今や、ダンスどころか、歩くことさえできないことを考えると、拷問にあったように胸が痛みます。

 今の私には、毎日が終わることのない症状との闘いです。常に襲ってくる麻痺、アナフィラキシー様反応、酸素不足、体力を奪う発作などは、私に短時間とはいえ、記憶喪失や口がきけない状態をもたらします。そして、チューブから薬品や食物、水が送り込まれる時の苦しみ。さらに、膀胱尿閉、間歇導尿、吐き気、頭痛、視野の問題、光や音への過敏、連日の注射による傷などなど…ほかの人には決して見えない多くの問題もありま。また、末端神経の過敏、脳や脊髄におけるシグナルブロック。また、体じゅうの慢性的な激しい痛みと、 ブードゥー人形のような感覚については言うまでもありません。

 これらの副作用は、私が世界に向けて自分の症状を語るまで、ひた隠しに隠されていました。数年にわたって私の身におきた症状は、私の生涯に大きな影響をもたらしました。それを一言で表すなら、私は毎日、地獄の中で生きているのです。

 

医療機関による私の公的な診断

  • 胃不全麻痺、腸の部分麻痺:私は(食物を)飲み込めません。なのでチューブから直接腸に食物を入れています。
  • 好酸性大腸炎、嚥下障害、そのほかの消化管障害
  • 体位性頻脈症候群(POTs):神経的な心血管疾患
  • 慢性疲労症候群、筋肉の麻痺と筋力の喪失。私は歩けません。
  • 線維筋痛症:激しい慢性的痛み、筋骨格炎症、中枢神経過敏化
  • フォーラー症候群:膀胱不全
  • 椎間板変性疾病(DDD):身体内部の脱水症状と筋肉が不安定なために起こる椎間板の退化症。
  • MCAD:MCAD欠損症、私は自分の涙にさえ反応します。肺に分泌物がたまるとひどいアレルギー反応を起こすのです。ヒスタミン放出が多すぎて気道をふさぎ、酸素不足と神経過敏反応がおき、それによって、私の神経伝達や細胞のレセプターなどが機能不全を起こし、危険なレベルに達してしまうのです。
  • 非てんかん発作:気道が危険な状況になりやすい
  • 副腎機能不全:コルチゾールが高レベル
  • ミトコンドリア損傷:私の筋肉や内臓は、エネルギーを生み出す能力が極めて限られています
  • 自立神経不全症
  • MTHFR遺伝子異常

明日のこと

 私は未来の計画などたてられません。明日どころか、数時間後にはどうなっているかさえわからないのです。また、私がいつか子供を持てるかどうかもわかりません。サーバリックスやガーダシルのおかげで、多くの女性たちが17~18歳という若い年齢で不妊症になっているので。

 私は、こわれて言うことをきかない体になってしまいましたが、それでも精神的に強い人間であることに感謝しています。過去に経験した無視とひどい扱いにもかかわらず、私は機械的テクノロジーと精神的なテクニックと協力して生活を立て直そうと努力してきました。この状況でマインドフルネスは助けになり、私も絶望と不安の悪魔をそれで追い払うことができました。でも、どれだけマインドフルネスと楽観があろうが、私が毎日経験している痛みを軽減することはできません・・・

 

金銭的な支援を

 どうぞ私の旅を支えてください。そしてあなたの支援は私にとって全世界なのです。

今私に必要なのは

一般的な医療費:15,000ポンド。一般の医療費のほかに、電動リクライニングチェアがあれば、私は外に出られます。

ペインマネジメント費:レイキヒーリング、CBDオイル、電磁波治療(PEMF)、NESなど

特別な医療費:

 HPV被害を扱っている医師を探す

 追加の血液検査MTHER遺伝子、ADEM,Myelitis,GBS,ライム、IVIG関連、アレルゲン・・・

  (中略)

 「私はIVIGを受けます。1回につき1750ポンド(6月×3年)かかります。私のIGの多くは損傷がひどくて、この治療は効かないかもしれないといわれましたが、私はアメリカで幹細胞治療を受けるのに飛行機に乗れるような体力をつけたいので、この治療を受けようと思います・・・」

 

 あまりにも残酷で過酷な症状に形容する言葉がありません。なんとか痛みだけでも治まって、命を永らえてほしいと思います。2017.10.16

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/