ガス化溶融炉で水蒸気爆発!

ガス化溶融炉で水蒸気爆発!

もひとつごみ関係のニュースが。これも、「ごみ処理広域化計画」の負の遺産である、ガス化溶融炉がらみの事故です。冷却水槽内で水蒸気爆発?え?

 

ごみ処理施設で水蒸気爆発 男性が全身の半分やけど 沖縄

201872209:59 http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/287182

 20日午後5時半ごろ、浦添市伊奈武瀬の市クリーンセンターで「水蒸気が爆発して、人がけがをした」と119番通報があった。浦添署や市消防本部によると、施設内の溶融炉周辺を巡回していたセンターの委託業者の男性(22)が、背中や足など全身の半分をやけどする重傷を負った。男性は搬送先の病院で治療を受けている。署は、溶融炉下の冷却用水槽で水蒸気爆発が起こり、男性に水蒸気がかかってやけどしたとみて、事故原因などを調べている。

 琉球新報を見ると、壁にとけ固まって付着していたばいじん(ダイオキシンの塊)が、冷却水槽内に落ちたとあります。これは明らかな設計ミスではないかと考えられますが、こういうことがおきるのがガス化炉。

水蒸気爆発 男性重傷 ごみ処理施設溶融炉

201872210:20 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-766382.html

20日午後528分ごろ、浦添市伊奈武瀬のごみ処理施設「浦添市クリーンセンター」で、焼却灰を再利用するために溶かす溶融炉の冷却用水槽内で水蒸気爆発が発生した。当時、周辺を巡回していた民間管理会社の男性(22)=沖縄市=が背中など半身をやけどする重傷を負った。同センターによると、燃焼室の壁面に付着していた高温のばいじんが水槽内に落ちて水蒸気爆発が発生、あふれた水が男性に掛かったとみられるという。溶融炉は緊急停止した。溶融炉を冷やした後、浦添署などが現場検証するという。男性は本島南部の病院に搬送され、治療を受けている。

 半身やけどとは相当過酷な状況だと思いますが、若い被害者がなんとかこれを乗り越えて命を保てますように。2018.7.23

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/