イタリアで移動禁止令ーコロナ流行国の事情とは?

 鈴木北海道知事と世界経済フォーラム(WEF「ダボス会議」などで有名)との結びつきは、コロナウイルス・プロパガンダを通じた、「根拠法なしの」国民と社会のコントロールを推める動きをあることを示しています。そしてその動きは、世界に広まりつつあります。  10日から、イタリアも「ロックダウン(封鎖)」に入ることが報道されました。しかも全国が対象。

 現地時間の3月9日、イタリアのコンテ首相は、全土が感染の「危険区域」にあるとし、10日午前から全国で外出禁止令を実施すると発表しています。9日までのコロナ感染者は「前日比1797人増の9172人に達し、死者は同97人増の463人」「1日での感染確認数は、8日に続き過去最多を更新した。異例の全土移動制限は10日から4月3日まで実施される。政府はこれまで、感染例の多い北部ロンバルディア州などを中心に居住地域の外に出ることを原則禁止していたが、範囲を全土に拡大する。鉄道やバスなどの交通機関は停止せず、仕事で必要な場合や緊急時には移動が認められる。」(「イタリア、全土で移動制限 コロナ感染、市民生活に影時事)

 これを、CNNは「イタリア全土が封鎖」とショッキングな見出しをつけて報道しています。

 イタリアでは、学校が4月3日まで休校、集会もパーティもスポーツイベントも全面禁止。移動が認められるのは仕事と緊急時だけ。誰も居住地を離れてはならないし、「夜間活動」も全面禁止などとかなり厳しい措置となっています。それでも、あらゆる交通機関を完全に止めてしまった武漢に比べるとまだゆるい。その中国は10日、「コロナは基本的に抑え込んだ」と発表しています。

 ところで、中国以外でコロナが多発しているのは日本、韓国、イラン、そしてイタリアですが、コロナ=生物化学兵器ととらえると、これらの国は単なる感染国ではなく、「ターゲット国」。そして、その理由もだいたい見えてきます。

 まず中国。米の反中姿勢は昨今の「経済戦争」から始まったわけではなく、中国は昔からアメリカにとって「敵」でした。グローバリストにとって最大の脅威は、中国の巨大な「人口」。1990年代にはハーバード大学による中国人DNAの盗難事件がおきています。江蘇州の、主にぜんそくなどを発症している患者数万人分の血液が違法に持ち出された事件ですが、これが、中国人に特化した生化兵器の研究に使われ、その筋から今回のウイルスが開発されたのではないかとも示唆されている。

 次にイラン。1978年の「イラン革命」によって石油利権・軍産複合利権を失ったアメリカは、とにかくイランが憎い。しかし、イランは、他国も巻き込んだ厳しい経済制裁にもめげず、テロとの戦いではアメリカが支援するテログループを叩き潰すなど中東での位置を固めていました。そこでアメリカは今年初め、その闘いの中心人物だった革命防衛隊のスレイマニ司令官を暗殺するという卑劣な手に訴えたのです(でも、誰も罰されない)。それも、コロナが問題化する直前のタイミングで…すべてつながっている。

 イタリアは「敵国」認定されてはいませんが、おそらく2018年に反資本主義的な五つ星運動の新政権が誕生したこと、そしてこの新政権が、いったん決定していた子どもへのワクチン義務付けを取り消したことが背景にあるのでしょう。この「強制ワクチン取り消し」によって儲け損ねたグローバル医薬産業界は、その怒りの「報復」としてウイルスを持ち込んだ可能性があります。いえ、これは決してありえないことではなく、たとえばフランスがGMOを拒否した時も、アメリカのアグリビジネスや議員らは「フランスに罰を与えよ」と騒いでいたものです。

 いずれにしても、「覇権国家」にとって、歯向かってくる国、なびかない国は、あらゆる手段を用いて弱体化させ、邪魔者を排除するのはごく基本的な外交方針です(それも隠されたアジェンダなどではなく、きわめて明白に打ち出している)。また、「兵器」は使われるために開発されるもの。害毒ウイルスがあれば、「敵国」にそれを使うのもごく当然です。日本の731部隊も、何の躊躇もなく、熱心にペスト菌やコレラ菌、炭そ菌をばらまいたのです。↓は元関東軍の大尉の供述。

「コレラ菌は対象地域に撒きました。まず病気が発生したことを確認し、対象地域に入ります。日本軍が侵入すると中国人たちは逃げて、新しい人たちに次々に感染させ、我々の計画通りに病気を蔓延させます。死者の死体や動けない人々が、あたりに横たわっていました。夏になると蝿がたかり、ぞっとする風景でした。私たちは2週間これらの作戦を続け、任務成果報告書に中国人およそ2万人がコレラで死亡したと記入しました[19]。」(Wiki)

 一方、その「覇権国家・アメリカ」の属国である日本と韓国では、感染拡大と社会実験を行うように圧力がかかっている気がします(推論。なお、私は、①法制度、②米軍基地を受入れていること、そして③治外法権が生きていること=米軍人・軍属の犯罪を裁けないーをもって「属国」とみなしています)。日本では、ダイヤモンド・プリンセス号の長期検疫によってかえって感染者を増幅させるなど、騒ぎはするけど止める気はないのがわかります。そして、患者数を増やすのは今後やってくる「治療薬と予防薬(ワクチン)開発と売り込み」に向けて不可欠。特に日韓は、ワクチン接種率が非常に高く、自閉症の高い発生率にもかかわらずワクチンを結び付ける動きはないこと(韓国の事情は知りません)、そして日本人は病院と医師とクスリが大好きで、それを疑わないから。

 なお、中国・イランは、コロナウイルスが生物化学兵器であり、自国がターゲットになっていることを十分認識しています。だから、中国はこれを「戦争」とみなし、1000万都市を完全閉鎖するという異例の措置をとったわけ。イランに至っては「コロナはCIAが製造した」とアメリカを非難しています。イタリアも、うすうすそのことに気づいて禁止令を出したのでしょう。「貧者の兵器」は、こうして社会の在り方さえ変えつつあります。

今日は311ですね。フクイチからもう9年たちました。2010.3.11

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/