あまりにもあほらしい、リニア新幹線計画

  今頃気づきましたが、こういう催しがあるので、お近くの方は駆けつけてください。いえ、申し込みしてなくったって、彼らは説明する義務があるから、大丈夫。

リニア新幹線 環境アセス説明会 JR東海  来月13日、県民向け




 
 2013年04月11日(木)JR東海などは、リニア中央新幹線の建設に向けて進められている環境影響評価(アセスメント)の調査の中間状況などを報告するため、5月13日に昭和・アピオで一般県民を対象にした説明会を開く。同社が10日、発表した。説明会は昨年5月に続いて2回目。同社によると、中央新幹線推進本部の宇野護本部長らが出席し、説明する予定。アセスメントの野鳥の営巣状況や地下水資源の分布など、現時点で説明が可能な項目の進捗状況について報告する見通し。リニア中央新幹線計画についても説明する。参加申し込みは11日~5月1日、同社ホームページで受け付ける。募集定員は400人で、定員になり次第受け付けを締め切る。同社は今年秋、アセスメントの評価結果をまとめた準備書を作成する。準備書では詳細な駅位置やルートを示す。
問い合わせ先は同社環境保全事務所、電話055(231)1555か、県リニア推進課、電話055(223)1664。〈樋 川義樹〉http://www.sannichi.co.jp/linear/news/2013/04/11/13.html 

 巨大な山脈と構造線(糸魚川ー静岡構造線、中央構造線)をつらぬく危険な事業。直線ルートを確保するために、山谷を削ることになりますが、地震の危険性はもちろん、膨大な電力が必要とされるから、原発再稼動にはずみがつくでしょう。 それに、無視できないのが環境と人体に対する電磁波の影響。上海空港と上海市を結ぶリニアモノレール、マグレブ http://www.youtube.com/watch?v=hFvntsbGP_Qに乗ると、その「健康影響」が実感できるはず。平気な人もいるでしょうが、私は乗るたびに頭痛と吐き気、めまいを覚え、最近は避けるようにしています。電車の方が安いし。日本のリニアは、電力供給のために、沿線にいったい何本の高圧鉄塔が建てられるのか。その被害をどう認定し、補償するのか。
 リニアの事業費は、当初、5兆~6兆円でしたが(2007年)、東北大地震を経験した現在、10兆円は超えるはず。東海地震もまじかだといわれているしね・・・山のような問題を抱えた実験的な路線を、「私企業」であるJR東海が「どうしてもやる」というところがわからない。これって、何かおきたら、国民のつけにする約束でもできているんじゃないの? 東電のフクイチの汚染を、日本国民全員で支払っているのと全く同じように。
 同じ愚は繰り返したくない。もともと公営企業だったJR。リニアにしがみついて第二のTEPCOをめざす気なら、JR解体を叫ばないと。2013.5.6
2013.5.4

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/