久しぶりに HPVワクチンの話題です。HPVワクチンは、いわば最短の手続きで市場に出され、政府とメディアがこれを若年層にプッシュし、それによって多くの被害を出したのはみなさんご存じの通り。そして、実はその前段の「治験」の段階でも多くの「ごまかし」がありました。そのことは本ブログでも何回かお伝えしてきました。
たとえば↓はフランスの研究者によるHPVワクチンへの異論。
「HPVワクチンは侵襲的子宮頸がんを防ぐのに役立つどころか、その発生頻度を高止まりさせ、場合によっては増加させているように見える!」(子宮頸がんワクチンで子宮頸がんが増えていた! (2018/08/12)
海外だけでなく、日本にもHPVの早急な導入に疑問の声があがっていました。
「子宮頸がんは死亡率も罹患率も他のがんに比べて低く、逆に生存率は高い方で、「比較的予後の良い『がん』といえる・・・」
「(HPVに感染しても)その9割ほどは自然に治癒し、持続感染の率は1%以下とされており、(高リスク型HPVに感染しても)進行速度は遅く、感染から進行がんに至るまでには一般には十数年を要する」「子宮頚がんが急速に増加していることを示す根拠も不明」(改めて問う「子宮頸がんの必要性」 (2016/12/21)
そして今年になってイギリスで発表された論文は、HPVワクチンの治験そのものの「怪しさ」に真っ向から切り込んでいます。以下、イギリスの王立医学会ジャーナルに掲載された「HPVワクチンは子宮頸がんを防ぐだろうか?」の「概要」のポイント訳です。https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0141076819899308(医学分野の素人翻訳なので、必要なら原文にあたってね。)
- 我々は女性の子宮頸がんを防ぐとして行われたHPVワクチンの第2フェーズと第3フェーズの治験に関し、これまで発表された論文につて批判的評価を行った。
- サーバリックスとガーダシルについては、これまで12本のランダム化比較臨床試験(以下「治験」)がなされている。
- 我々の分析によると、これら治験そのものが、HPVワクチンのデータにおける有効性の主張を弱めるほど大きな「不確実性」を生み出している。
- 治験に参加した女性たちは、年齢差及び治験参加基準の制限のため、本来のターゲットとされていた若年層ではなかった。
- 治験ではC1N1を含む「複合代用アウトカム」を使用しているため、臨床的に有意な結果への影響を判断することは本質的に不可能である。
- 治験はワクチン有効性の結果を得るために設計されておらず、一方、子宮頸がんに発展するには数十年かかるため、HPVワクチンが臨床的に子宮頸がんを防ぐかどうかは依然として不明である。
- ワクチンが子宮頚部上皮内腫瘍(C1N1)を防ぐという証拠はあるものの、これは臨床的には重要なアウトカムではない。
- これは、一部腫瘍が自然に退縮したため、治験ではワクチンの有効性を過大に評価した可能性があることを意味している。
- 治験の多くは。短い間隔(6か月未満)で頻繁な試験を行い、それを持続感染と診断していた
- こうした感染が、自然に解消するかそれとも持続感染して子宮頚部の病変になるかどうかについては不確実だ。
つまり、研究者や医師、製薬メーカーが共謀してHPVワクチンは「効く!」という論文をでっちあげたわけですね~~
そして、この構造は、ワクチンに限らず、あらゆる薬剤にも共通しています。だからこそ、病気の診療や治療行為で何万人もが死んでいるという現実があるのですね。長生きしたけりゃ病院に行くな! 2020/1/25