山口県の安岡洋上発電計画とともに、世の批判を浴びていた新潟県の村上洋上発電計画。
その計画の「中止」が伝えられています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24109730Q7A131C1L21000/ 6 天前 –
村上市は30日、日立造船などの企業連合が建設を計画している岩船沖の洋上風力発電所について「現時点で事業化は難しい」との見通しを発表した。日立造船は計画を無期限で中止する意向を固めた。建設などに想定以上のコストがかかるため、採算性が取れないと判断した。岩船沖の洋上風力発電は2014年に計画が始動。10企業が参加する「岩船沖洋上風力発電事業コンソーシアム」が主体だ。当初は44基の風車を沖合に建設する方針を掲げていたが、海底の地層の状況などを理由に縮小。15基に減らした配置計画を示したうえで、採算性を検討してきた。村上市によると東北電力の試算で発電用の設備を送配電網に接続するための工事に90億円、9年の工期がかかると判明。新工法の確立や建設費の引き下げができない限り、事業化は難しいと判断した。
中止を決断したのは村上市ではなく、情勢の変化を感じ取った企業でした。「無期限に中止」とは、実質的には廃止だけど、再エネに踊り狂っているおろかな連中が多いので、柔らかい表現にしただけの話。・・・忙しくて追っていませんが、オーストラリアとかアメリカで、再エネ(特に風力)の目標達成に必死になっている地域は、すさまじい電力料金の高騰で、企業さえ逃げ出しているという報告がたくさん入っています。もちろん、人も逃げ出す。動物は死ぬ。不動産価格は下がる。打ち捨てられた風車は巨大な廃棄物と化して、さらに環境を汚染する・・・いいかげんに「再エネ神話」から目をさまし、無駄で、害毒しかもたらさないこの公共投資の全貌を見つめなおす時ではないでしょうか。2017.12.7