男の子もHPVワクチン被害に

 HPVワクチンの被害者は女性だけではありません。

 つい最近入ったニュースですが、13歳の少年、コルトン・べレット君は、今年1月にガーダシルを接種後、その副反応により首から下が麻痺して動けなくなる事態に陥りました。その後、毎週4,5回、一回何時間にもわたるさまざまな治療のかいがあって、しゃべることも、手を動かすこともできるまでになりましたが、今でも呼吸器なしでは生活できません。下はそのインタビュー・ビデオですが、彼は弱々しい声ながらちゃんと自分で答えています。

 

 

 当初のひどい状況(写真提示)を見ると、ここまで回復できたのは、本人の生命力の強さと必死の治療のおかげだと感じます。でも、最後の部分を見ると(14分ごろから)、彼はもともと、スキーやスカイダイビング、モトクロスもこなすスポーツ万能少年だったこと、HPVワクチンは、その彼の能力を完全に奪ってしまったことがわかり、胸がつまります。まだ13歳・・・

 納得できないことは、これほどHPVワクチンのリスクが叫ばれていたにもかかわらず、母親がなぜ接種させたかということ。

 その母親は、「私は無知すぎたわ。医師が言うことはなんでも正しい、彼が勧めることに間違いはないと信じていた」と述べていますが、現代社会は、いろんな問題に目を向けていないと、子どもを守れないのです。少し慰められるのは、彼にワクチンを接種した医師は、この件をCDCに報告した後、男の子への接種を中止し、女の子にも(副反応が出ることを)注意するようになったということからです。珍しく責任感を自覚できる医師だったのでしょう。

 なお、このケースは、本人と母親が映画VAXXEDを見に来て「スピークアウト」したことから明らかになったもので、ビデオを撮影しているのもVAXXEDのチーム。トライベッカ映画祭での上映を拒否されたVAXXEDは、現在、各地で上映会が続いていますが、その場で、こうして「ワクチン被害者」が名乗り出るケースが続いているそうです。 2016.8.22

August 20, 2016

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/