昨日の沖縄知事選、こういう結果↓になりました。仲井真、大敗。那覇市挑戦、名護市長選でも自民は負けたというし、今後、自民解党に追い込んでほしい。ttp://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111600014
◇沖縄県知事選開票結果 =確定得票=
当360,820 翁長 雄志 無新
261,076 仲井真弘多 無現
69,447 下地 幹郎 無新
7,821 喜納 昌吉 無新
昨日、おくればせながら紹介した嘉納氏は最下位。タレント候補者といえば、ハシゲ・アオシマのように政治能力ゼロでも「知名度」だけで軽く当選するのに、これはヘン・・・でWikiを見たら、なんと民主党は彼を除籍していました;
2014年9月、民主党沖縄県連は同年11月の沖縄県知事選挙に喜納を擁立することを発表。喜納も出馬に強い意欲を示している。 喜納の意向に対して、民主党本部は立候補取りやめ、もしくは離党を求めた。これに対し、喜納は10月10日に沖縄県連代表を辞任したが、党本部の求める立候補中止と離党については拒否。このため、「重大な反党行為」に当たると判断した党本部は同月14日、常任委員会において喜納の除籍処分を決定した[7]。
ふ~ん、除籍ねえ。でも、彼の立候補のどこが「反党行為」なのかは書いてない。それで、中国Wikiを見たら(神奈昌吉の「花」は中国でも大ヒットした)、こう書いてあるではありませんか! 彼は:
「琉球国三司官楊太鶴’(山内親方(琉球国爵位)昌信)の後継ぎ、父親は沖縄(琉球)民謡第一人者と称された楊昌永。「廃藩置県」(日本による琉球併合)後、「嘉納」と改姓した(…是琉球国三司官杨太鹤(山内亲(琉球国爵位) 方昌信)的后人,父亲是有“冲绳(琉球)民谣第一人”之称的杨昌永。“废藩置县”(日本吞并琉球)后改姓“喜纳”)」
楊という中国系の名前、しかも先祖は琉球王朝時代の「宰相」を務めていた!(確認:琉球の三司官一覧)。この三司官の位は世襲ではなく「選挙」で選ばれていたというから、琉球は非常に民主的な制度をもっていたのですね。もちろん、戦争の記録もない平和な独立国だったのです。それを、何度も「征伐」をかけ、果ては武力制圧で「併合」してしまったのが日本。・・・嘉納知事が誕生すると、否応なく、琉球・台湾に対する日本の「旧悪」がバレかねない、それは困る。おそらく、これは他の党の利害とも一致したのでしょう。
一人の候補者の発言、背景は、この国の選挙や世界がどうやって動いているかを教えてくれます。ま、嘉納氏は「次」を見据えてがんばるしかないのだから。2014.11.17