9月28日は台湾東部の町、台東に一泊し、翌29日朝、船で蘭嶼(ランユー)島に渡りました・・・かなり揺れて、連日、睡眠時間が3時間の私はへろへろ。なぜちゃんと眠れなかったかって? 共同声明の原案のあまりのお粗末さに腹を立て、その書き直しだのなんだので忙しかったからです。ところが、記者会見には出られず、発表された最終稿は、さらに変わっていましたけどね・・・国際会議が、最後の共同声明の文言で揉める、ということを実感しました。
で、蘭嶼島の核燃料廃棄物貯蔵庫(青森県の六ケ所村に匹敵)に行った時は、デジカメの電池が切れていることに気づき、写真はとれなかった・・・(┯_┯)。蘭嶼島の話はかなりショッキングでした。チャンスがあればいずれその内容をお伝えできると思います。
翌日はメンバーと別れて、台湾のさる教授と共にン十年ぶりのシュノーケリングを楽しみ、ついで、彼の運転するバイクの後に乗って島内を一周しました。蘭嶼島は手付かずの自然が残っていて、それはそれは美しい!! 写真は、この島でとてもよく見かける山羊と、コサギ。アダンやヤシの木、リトル・パームの甘い香り・・・核施設さえなければ夢のような島ですよ。
そして30日午後の船で島を離れ、台東から台北まで電車。台北駅に深夜につき、バスで桃園飛行場に向かい、午前3時半の飛行機で日本に戻りました。出かけた時は真夏の暑さだったのに、日本はすっかり秋。でも、今回は「反核」を願う大勢の人々と出会えて、心はさらにホットになりました。さあ、がんばるぞ。上は会議のワンショット。山本は左側、シマシマパンツです。2014.10.1
核廃棄物を押し付けられた小島(非核アジア四日目)
この記事を書いた人
山本節子
調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/