フクイチ3号機でまた停電

  またフクイチで停電。まさか今度は「ネズミ」じゃないでしょうね。

3号機プールの冷却が停止 東電が原因を調査中

2013.4.5
15:13
 東京電力は5日、福島第1原発3号機の燃料貯蔵プールの冷却装置が停止したと発表した。原因を調べているが、電源トラブルの可能性があるという。東電によると、同日午後227分に、事故対応拠点の重要免震棟で警報が発生し、冷却が停止していることが判明したという。プールの水温は同日午後2時の時点で15.1度。東電は安全確保のため、プールをそれぞれ65度以下に管理するよう目標値を設定しているが、65度に到達するまでには、2週間程度の余裕があるとみられる。燃料貯蔵プールの冷却をめぐっては、318日に発生した停電で最大29時間にわたり冷却が停止するトラブルが発生したばかり。このときは仮設配電盤が停電の原因となったが、現在はこの仮設配電盤は使われていないという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130405/dst13040515150002-n1.htm

  午後5時20分には「3号機使用済燃料プール代替冷却システム1次系を起動し3号機使用済燃料プール代替冷却系の運転を再開」したそう。http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130405_05-j.pdfですが、フクイチでは5日午後1時ごろ、「異変」が起きていました。

福島第一原子力発電所ほう酸水注入設備タンクヒータの
ケーブル変色および端子台のこげ跡について

 
<事象の概要>
・平成25年4月5日午後0時55分頃、ほう酸水注入設備タンクAのNo.2ヒータのケーブルの変色および端子台の焦げ跡を、No.1ヒータ点検を行っていた当社社員が発見。
・同日午後1時45分にNo.1ヒータを起動し、ほう酸水タンクAのほう酸水温度制御を再開。
・No.1ヒータの運転状態に異常はない。
・その後、ほう酸水温度は、No.1ヒータの動作確認(通電確認)により、温度制御停止前の約15℃から約18℃に上昇しており、運転上の制限値(ほう酸水溶解度に対するほう酸水温度約4℃に対し十分余裕がある状況。
・同日午後3時30分、消防により、火災ではないとの判断をいただいた。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130405_03-j.pdf

 東電は「発見」から10分後の1時5分に消防署へ通報。消防署が現地入りしたかどうかは不明です。なお、「ほう酸水注入設備」とは:「ほう酸は中性子を吸収する能力を持っており、原子炉圧力容器内あるいは原子炉格納容器内に存在する燃料デブリが再臨界または再臨界の可能性がある場合に、未臨界にする、または再臨界を防止するために注入する設備。溶けているほう酸が析出しないようヒータで温めている。万が一に備えて待機している設備で、通常原子炉冷却に使用している設備ではない。ほう酸水注入設備タンクは、高台炉注水ポンプ脇に2基設置している」そうです、はい。http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1226079_5117.html
 

 
 
 
 事故原因は「地絡」(一種の漏電)の可能性があげてあります。前回の事故だって、ねずみ原因説にどうしても納得できず、あれこれ調べていたところでしたが・・・今回はどうか。2013.4.5

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/