こういうニュースが入っていますが、「メドがついた」んじゃなくて、「ウソがばれ」そうになって、仕方なく善後策を検討しているのでは?
岩手の可燃物処理にメド 震災がれきで環境相
2012/06/26 11:20 【共同通信】
細野豪志環境相は26日の記者会見で、東日本大震災で発生したがれきを被災地以外で受け入れる広域処理に関し、岩手県の可燃物と木くずについては、同県が要請している分量をほぼ満たしたことを明らかにした。がれきは可燃物、木くず、不燃物に大別され、岩手県は木くず18万トン、可燃物12万トンの計30万トンの県外処理を要請。環境省によると、協力を表明する自治体が相次ぎ、木くず全量と、漁網を除く可燃物6万トンの計24万トンの処理にめどがついた。細野氏は「岩手の可燃物、木くずについては大きな山を越えつつある」と説明。今後は岩手県の不燃物や宮城県分の受け入れ先確保に力を入れる考えを示した。岩手県は不燃物90万トン、宮城県が全体で127万トンの広域処理を求めている。http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012062601001439.html
宮城県だって、最大のがれきの発生地とされた石巻市では、すでに全量(+α)の現地処理の契約が済んでおり、広域処理に回すがれきなど「なかった」ことを、市民が調べあげています。
http://hinanohanasi.blogspot.jp/2012/06/521-610-jv-p-p-jv-jv-jv-jv-jv-jv-jv-jv.html?spref=tw
これは記者会見【6/21?】北九州市民告発「石巻市・がれきの広域処理は税の二重投資」
私は今、資料をじっくり読み込む時間はありませんが、これが事実なら(おそらく事実でしょう)、二重投資なんてもんじゃなくてれっきとした詐欺です。しかも、国家が直接かかわった壮大な詐欺。1995年に始まる「ごみ処理広域化計画」と同じ、国家規模の詐欺。
「ごみ処理広域化計画」では、ダイオキシンで、ほぼ全国民がだまされたけれど、がれき広域処理は、さすがに「絆」ではだませなかった。でも、北九州市はすでに収拾策を打っている模様なので、市民はすぐにでもきちんと告発してほしい(私も考えています)。他市のみなさんも、ちゃんと「出す側」を調べてください。現地にも行き、すべての証拠を出させて、がれき処理の「全貌」をつかんでください。ごみ処理広域化計画がそうだったように、ドロドロが山のように出てくるはずだから。
もひとつ。
大阪市民が6月26日、数十人で市議会への一斉陳情を展開しています。この地味な活動をIWJが伝えていますが、http://www.ustream.tv/recorded/2357257113分以降から聞くと、橋下の市政私物化ぶりがわかります。
ご存知かもしれませんが、がれき処理事業は受け入れ自治体が先払いで実施するので、議会で予算案が可決される必要があります。ところがハシゲ氏は、議会審議の前に「正式決定」をマスコミ発表し、議会を小ばかにし、市民を怒らせているわけ。私も出しました。長いのでブログには出しませんが、ご希望の人には送ります。ただし、匿名はダメ。2012.6.27
がれき広域詐欺を告発しよう!
この記事を書いた人
山本節子
調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/