12日のこのニュース↓をぞっとする思いで受け止めた人は多いでしょう。まともな国内外の識者らが、ずっとフクイチで最も危険だと指摘してきたのが、この施設。
4号機燃料プール、冷却停止=配管で水漏れ20リットル-東電
東京電力は12日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却システムが自動停止したと発表した。停止前の同日午前11時の水温は28度で、東電は1時間に0.5度ずつ上昇するとみているが、当面は問題はないという。
東電や経済産業省原子力安全・保安院によると、12日午後2時45分ごろ、4号機燃料プールの冷却システムでポンプが自動停止した。調査したところ、廃棄物処理建屋1階で、燃料プールとつながっている配管接合部から放射性物質を含む水が約20リットル漏れているのを発見。建屋外への流出はないという。配管には燃料プールの冷却水が流れており、東電は「放射性物質濃度は1ミリリットル当たり数10ベクレル」と説明している。(2012/04/12-21:23) http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012041201033
「当面は問題ない」って、現状把握さえできないのにまだこんなこと言ってる。4号機燃料プールには、永遠に冷却が必要な燃料棒が1500本以上もあり、破壊された建屋はいつ倒壊してもおかしくありません。これがいったん倒壊すると、燃料棒がむき出しになって大量の放射能が環境中に排出されることになり、一刻も早い対処が必要なのですが、線量が高すぎて、手がつけられない状況らしい。
東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について 【午後5時現在】 2012年4月12日
※4月12日午後2時44分、4号機使用済燃料プール代替冷却システムにおいて、「熱交換器ユニット漏えい流量大」の警報が発生し、当該システムのポンプが自動停止。系統からの漏えいの有無について現場確認を行った結果、以下の漏えい事象を確認。使用済燃料プール冷却システムが自動停止した事象と漏えいの関連性について、今後調査を行う予定。なお、停止時の使用済燃料プール水温度は28℃であり、温度上昇率は約0.5℃/hと評価している。
(1)系統からの漏えいの有無などの確認を行っていたところ、同日午後3時4分頃、当該冷却システムにヒドラジンを注入する配管に設けた逆止弁より、7秒に1滴程度、ヒドラジンが漏れていることを確認したことから、ヒドラジンの注入弁を閉止し、漏えいは停止(同日午後1時35分から同日午後2時56分にかけてヒドラジン注入を実施)。逆止弁の直下に漏れたヒドラジンの量は約20cc(10cm×20cm×1mm程度)。
(2)同日午後3時10分頃、4号機廃棄物処理建屋の1階東側において、使用済燃料プール代替冷却ラインの配管フランジ部より、2秒に1滴程度、系統水が漏れていることを確認。その後、同日午後3時55分頃、当該フランジ部の増し締めを実施し、漏えいが停止したことを確認。系統水は、フランジ部近くのファンネルを中心に、約20リットル程度(1m×2m×1~2cm程度)漏れた状況を確認。床面に漏れたヒドラジンおよび系統水は、廃棄物処理建屋内に留まっており、これら2箇所以外において、現場確認により、漏えいがないことを確認。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1201857_1834.html
上はTEPCOのサイトから4号機プールに関する部分だけを抜き出したものです。冷却システムから水もれを察知して自動停止した、ということらしいけど、理由不明で14日現在も調査中。TEPCOも説明できないと判断したのか、これはメールによるお知らせだそう。あまり煽り立てるようなことは書きたくないけれど、1~3号機もいろいろ不具合が出ていて、福島県の人々は本当に避難準備を薦めたい。除染とか復興とかいう言葉にごまかされないで。2012.4.14
4号機燃料プール、冷却停止=配管で水漏れ20リットル-東電
東京電力は12日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却システムが自動停止したと発表した。停止前の同日午前11時の水温は28度で、東電は1時間に0.5度ずつ上昇するとみているが、当面は問題はないという。
東電や経済産業省原子力安全・保安院によると、12日午後2時45分ごろ、4号機燃料プールの冷却システムでポンプが自動停止した。調査したところ、廃棄物処理建屋1階で、燃料プールとつながっている配管接合部から放射性物質を含む水が約20リットル漏れているのを発見。建屋外への流出はないという。配管には燃料プールの冷却水が流れており、東電は「放射性物質濃度は1ミリリットル当たり数10ベクレル」と説明している。(2012/04/12-21:23) http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012041201033
「当面は問題ない」って、現状把握さえできないのにまだこんなこと言ってる。4号機燃料プールには、永遠に冷却が必要な燃料棒が1500本以上もあり、破壊された建屋はいつ倒壊してもおかしくありません。これがいったん倒壊すると、燃料棒がむき出しになって大量の放射能が環境中に排出されることになり、一刻も早い対処が必要なのですが、線量が高すぎて、手がつけられない状況らしい。
東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について 【午後5時現在】 2012年4月12日
※4月12日午後2時44分、4号機使用済燃料プール代替冷却システムにおいて、「熱交換器ユニット漏えい流量大」の警報が発生し、当該システムのポンプが自動停止。系統からの漏えいの有無について現場確認を行った結果、以下の漏えい事象を確認。使用済燃料プール冷却システムが自動停止した事象と漏えいの関連性について、今後調査を行う予定。なお、停止時の使用済燃料プール水温度は28℃であり、温度上昇率は約0.5℃/hと評価している。
(1)系統からの漏えいの有無などの確認を行っていたところ、同日午後3時4分頃、当該冷却システムにヒドラジンを注入する配管に設けた逆止弁より、7秒に1滴程度、ヒドラジンが漏れていることを確認したことから、ヒドラジンの注入弁を閉止し、漏えいは停止(同日午後1時35分から同日午後2時56分にかけてヒドラジン注入を実施)。逆止弁の直下に漏れたヒドラジンの量は約20cc(10cm×20cm×1mm程度)。
(2)同日午後3時10分頃、4号機廃棄物処理建屋の1階東側において、使用済燃料プール代替冷却ラインの配管フランジ部より、2秒に1滴程度、系統水が漏れていることを確認。その後、同日午後3時55分頃、当該フランジ部の増し締めを実施し、漏えいが停止したことを確認。系統水は、フランジ部近くのファンネルを中心に、約20リットル程度(1m×2m×1~2cm程度)漏れた状況を確認。床面に漏れたヒドラジンおよび系統水は、廃棄物処理建屋内に留まっており、これら2箇所以外において、現場確認により、漏えいがないことを確認。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1201857_1834.html
上はTEPCOのサイトから4号機プールに関する部分だけを抜き出したものです。冷却システムから水もれを察知して自動停止した、ということらしいけど、理由不明で14日現在も調査中。TEPCOも説明できないと判断したのか、これはメールによるお知らせだそう。あまり煽り立てるようなことは書きたくないけれど、1~3号機もいろいろ不具合が出ていて、福島県の人々は本当に避難準備を薦めたい。除染とか復興とかいう言葉にごまかされないで。2012.4.14