4号機付近で白煙、線量増加

 際臨界? 政府沈黙。みなさん、なるべく外出を控え、被ばくを避ける用意を。政府は人々を守ってくれません。以下、2月6日―8日の情報を抜き出しました。
2012年2月6日18時頃からの福島第1原発での白煙大量噴出及び、ホウ酸投下まとめ (2012.2.6)注意:本日18時頃から、福島第一原発の3号機、4号機付近で白煙の噴出が確認されました。原因は不明ですが、4号機付近で何らかのトラブルが発生している可能性があります。Good0詳細を見る
(23:11)注意:たった今、JNNライブカメラの表示がわずかに復旧したようです。かすかながら福島第1原発の一部が確認できます。これは……原発が大量の煙に覆われている可能性があります。
http://matome.naver.jp/odai/2132853509558470101
 民間情報。こういう方のおかげで市民はかろうじて事実を知ることができるのです。

福島第1原発:温度上昇の2号機にホウ酸水注入
毎日新聞 2012年2月7日 11時52分


東京電力福島第1原発2号機で圧力容器底部の温度が急上昇した問題で、東京電力は7日未明、再臨界を防ぐためのホウ酸水を原子炉内に注入したと発表した。冷却のための炉内への注水量も毎時10.5立方メートル(10.5トン)から同13.5立方メートル(13.5トン)に増やし、昨年12月の事故収束に向けた工程表のステップ2達成宣言後で最大の量になった。同日午前10時現在の温度は69度と高止まりしている。(以下略)
 
2号機では5日ごろ始まった温度上昇が停まらず、遂にホウ酸水注入。「臨界」のおそれあり。でも、3,4号機の「白煙」についてはマスコミは沈黙のまま。


 


【各地の放射線量】(2012年2月7日)多くの地域で上昇
2012/02/07 18:45 http://www.47news.jp/47topics/e/225414.php 
共同通信


各地で6日午前9時から7日午前9時までに観測された最大放射線量は、3~6日と比べ、関東や関西を中心に多くの地域で上昇した。文部科学省の集計によると、福島で0900マイクロシーベルト、茨城で毎時0087マイクロシーベルトにそれぞれ上昇、愛知は0062マイクロシーベルトと昨年3月14日以降の最大値を更新した。北海道は0027マイクロシーベルトに減少した。
 「白煙」に含まれた放射性物質がまたもや拡散した可能性が高い。1月初めの線量増加の際も、やはりセシウムが出ていたけれど、これが発表されたのはうんと後。
 いったい何が起きているのか、実態もつかめず、収束法も見当たらず、市民に伝える勇気もないくせに、なぜがれき広域拡散に走るの?!
2012.2.8

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/