う~ん、こういうことになるんじゃないかと心配していたんですけどね。住民投票の署名に2000上積みできただけで、あと2000、足りなかった。
産廃処分場めぐる住民投票は不成立 投票率50%超えず、石川・輪島市
更新 http://www.sankei.com/west/news/170219/wst1702190055-n1.html
石川県輪島市は19日、産業廃棄物処分場建設の是非を問う住民投票を実施した。市住民投票条例は投票率が50%を超えれば投票成立と定めているが、42.02%で不成立となり、開票しなかった。梶文秋市長は不成立決定後に記者会見し「民意は示された。後は許認可権を持つ県に審査を委ねたい」と述べた。処分場は、同市の山間部に建設予定で、広さは約18ヘクタール。市などによると、北陸3県からの廃棄物を受け入れる計画になっている。市は、固定資産税の税収増が見込めるなどとして建設を容認している。一方、周辺住民は環境や観光産業への悪影響があると反発。建設反対を訴える市民団体を組織して署名を集め、住民投票を請求した。
輪島の住民投票、不成立 投票率42%、産廃処分場推進へ
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20170220101.htm
輪島市門前町大釜で計画されている産業廃棄物処分場建設の賛否を問う住民投票は19日行われ、投票率42.02%で不成立となった。過半数に達しなければ市を二分する重要事項に当たらないとの趣旨の市条例に基づき、開票されなかった。市は処分場建設の手続きを進めていく方針である。石川県内では産廃処分場の是非について初めて行われた住民投票で、処分場建設の賛否とともに投票率50%超えの「成立ライン」を巡り、賛成派、反対派の攻防が繰り広げられた。処分場に反対する市民団体「輪島の産廃問題を考える会」が市条例に基づいて住民投票に必要な有権者の6分の1以上となる8185人分の署名を集め、12日に告示された。当日有権者は2万4620人で、投票者総数は1万338人となり、投票率42.02%だった。
投票率の如何で開票するかしないか決めるというのは、私は自治法違反だと思います。投票者の「表現の自由」、及び行政の意思決定に、市民が申し入れる権利を最初から奪っているのだから。したがって、すぐに条例を改定しないと、今後も全く使えないでしょう。それから住民投票だの選挙に訴えれば何とかなる、というのは古すぎ。選挙とは、テキの戦力を保全するための制度なので、市民が相手の土俵で戦っては普通、勝ち目はありません。神風が吹くこともあるでしょうが、それも怪しい神がかりの風だったりするし…ま、出直して戦えばいいから。2017.2.20