ナビタスクリニックの久住医師が、ツイッターでこんな暴言を吐いています。(強調山本)
子宮頸がんワクチンで被害を受けた、という方々の問題は、反原発活動と同様、先鋭化しすぎて一般の方々の賛同を受けられにくい、という点にあると思う。そして、ポリオ生ワクチン被害者やVPD被害者を引き合いに出している点が醜悪である。
「醜悪」。随分思い切った表現です。もっとも、「ポリオ被害者」(ポリオの会)は、「ワクチンがあれば助かった」との立場、基本的にVPDにもワクチンにも賛成なのですが、HPVワクチン被害者は、それに気づいていないんじゃないか・・・だからと言って、HPVワクチン被害者を「卑劣で汚い」なんて罵倒していいはずはありません。↓はもっと問題。
現在、子宮頸がんワクチンで被害を受けた、と訴えていらっしゃる方々は、ワクチン接種から発症まで時間が経っており、他の原因による発病を否定できません。 RT @itoshunya: @KusumiEiji…
つまり、HPVワクチン被害を頭から完全否定してるわけ。ま、医師会の命令通り動かないと生き残れない時代だし、無知、不勉強から、こういう「醜悪な」発言をする医師がいても不思議はありません。でも、このセンセーのこの発言は、捨てておけません。
なぜなら、彼は、予防接種について提言を出すために黒岩知事が設立した「神奈川県予防接種研究会」の委員なんだから。8人のメンバーのうち、医師は彼を含め、神奈川県小児科医会長の横田俊一郎氏、かたおか小児科クリニック院長の片岡正氏の3名。http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/622735.pdf
彼らの選任に関しては「何の資料もございません」し、会議は半非公開(傍聴3人)、議事概要には発言者名さえなく、不透明なブラック委員会なのです(だから「ワクチン反対の会」はその解散を求めているわけ)。でも、メンバーは「いかに多くの人にワクチンを打たせるか」で完全一致しているのです(議事録を読んでね)。
今回、久住センセーが、反発を覚悟でこういう暴言を吐いたのも、そろそろ神奈川県からHPVワクチンの勧奨再開を促そうという魂胆があるのだ、と思うべきでしょう。従って、すぐに対応する必要がありますが、HPVワクチン被害者は個別に動きたがらないので、共闘が難しい。「被害者の会」に参加していない被害者とコンタクトを取るしかありません。
なお、この久住センセー、「反原発活動」にも反感もってるんだね。「先鋭化」しているのは、フクイチ事故にフタをし(言論統制)し、住民を汚染地にしばりつけ、各地で再稼働を狙って住民の批判をあびている政府・電力会社の方ですが、彼の見る目は完全に曇っている。これを読んだみなさん、「神奈川県予防接種研究会」と、直接対決したいと思いませんか?2014.10.12