白馬村の焼却炉建設計画、断念!

守ってくれて、ありがとう!!

 北アルプスの麓、白馬村に広域(大町市・白馬村・小谷村)の焼却炉
建設計画が打ち出されたのは、昨年の2月でした。二つの川が合流する
湿地帯、近くに断層あり、周囲は田園、目をあげると北アルプス連峰という
すばらしい予定地です。山好きな私がどんなに頭に来たかわかるでしょう
・・・ったく。(↓は08年8月山本撮影)
白馬岳直下のお花畑
 すぐ反対団体が結成されましたが、有効な手が打てないでいるうち、テ
キは地元ボスを抱きこんで推進団体を作るなど、混戦模様になりました。
今の時代に「焼却炉推進団体」なんておったまげますが、これだけでも、
同地の反対運動がどんなに大変だったかわかります。反対派に対する嫌
がらせも、相当あったでしょうねえ・・・
 でもそのごたごたも、09年1月、広域連合が行ったアンケートで、反対
派が多数を占め、決着がつきました。2月17日、牛越連合長(大町市長)
は、この結果を尊重し、現予定地への建設断念を発表したのです。
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20090220/CK2009022002000006.html?ref=rank
「ゴリ押し」もありえたのに(違法だけどね)、理性的に判断をされたこと、
そして何より反対に投じてくれた村民にお礼を言いたい。山ヤとしても。
 もちろん、北ア広域の焼却炉騒ぎはこれで終わりではありません。
地元自治体の英断と、住民の自覚がない限り、新予定地のもぐら叩き
ゲームが続くでしょう。でも、市民と一緒に悩み、発想を転換することで
ごみ処理問題は解決の道が見つかるもんです。今後に期待しましょう。
2009年2月20日

この記事を書いた人

hiromachi