沈黙の夏

 原発事故から4年経過、放射能の破壊的影響をメディアがなにも伝えなくなってからずいぶんたちます。メディアは、科学者たちが汚染地に入り、物言わぬ動植物をずっと観察し続けてきたことも報道していませんが、実際はぞっとするような調査結果が出ています。この件については別ブログにアップしました高浜再稼働をめぐる推進派の悪あがき (04/21)。この記事の最後の方でとりあげた鳥類学者の記事に関し、「バードカウンティング」という動画があったので、こちらにあげておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=QMsuCE97xr0&list=PLuUn6Z0SzGObP2JcG-KE5TEa9lcegDTBK

 最初の、短い二つの動画(30~40秒ほど)を見比べてください。「沈黙」の意味がわかるでしょう。福島県に戻される人々も、いずれ鳥たちと同じような運命をたどるのではないでしょうか。「フクシマ・エートス」は巨大な人体実験です。今すぐやめてほしい。2015.4.22

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/