話には聞いていましたが、「マックのバーガーは腐らない」は本当だった!
アメリカ、ユタ州のデビッド・ホイップル氏がマックのバーガーとサンドイッチを買ったのは1999年のこと。「一ヶ月ほど取っておいて、保存料漬けのバーガーがいかに腐らないか友人に見せよう」と思ったのですが、その後、それをすっかり忘れてしまったのです。二年後、コートのポケットから、買った時とほとんど変わらないバーガーが出てきたのを見て、彼はこの「実験(どれだけ持つか)」を続けることにしたのです。
ところが14年後の今年、ラップを開けたところ、ハンバーガーは相変わらず以前のままだった! で、メディアに持ち込み、TVショー「ザ・ドクター」が取り上げることになったようです。この番組に出演した彼は、「決して、最初から長いこと保存しようと思ったわけじゃない」と語っています。
(14年間不変のマックのバーガー! ピクルスは跡しか残っていない)
「友人に、酵素の効き目を伝えようと思ったんだ。でも、一ヶ月くらいして(バーガーを買ったことを)忘れてしまった」
「買った時のレシートも紙袋もそのまんまコートのポケットに突っ込み、トラックの荷台に放り込んで忘れてしまったんだ。コートはその数ヵ月後、自宅のクロゼットに移したけれど、妻もポケットにバーガーがあるのに気づかなかった。それから二年ほど後になって、ようやくバーガーがあるのに気づいて、包みをあけてみたんだ」
「オーマイガッド、信じられないことにバーガーは買った時のまんまだったんだ」
この「最強」バーガー、かびも腐敗臭もなく、唯一の変化は、ピクルスが分解して「跡」しか残っていないこと。4月24日のデーリーメールの記事↓には、レシートの写真もありますよ。
ちなみに、この記事に対し、すぐさまバーガー界が反論した模様。
マックの言い分は:ウチのバーガーは新鮮な材料を使って提供されている。かびやバクテリアは特定の条件の下でしか出ないというのが科学的知見だ。たとえば、食品そのものにも環境にも十分な湿度がないと分解は起きない。乾燥し、脱水した環境下では、同じような結果になる。アメリカのマックのバーガーは、100%USDAの監督をパスした牛肉で作られており、塩と胡椒しか作っていない。パンの方も、みなが食べているパンと同じ、北米の小麦からできている。http://www.buzzfeed.com/leonoraepstein/how-to-preserve-a-burger-for-14-years-without-chemicals
ふむふむ。乾燥地帯にはネズミもバクテリアもいない、と言いたいわけね。でも、パンの材料は決して小麦だけじゃないのは、マックのサイトにはっきり出ています(時間がないので翻訳はパス、誰か得意な人、やってくれ~。)
McDonald’s Bakery Style Bun ingredients:
Enriched Flour (Bleached Wheat Flour, Malted Barley Flour, Niacin, Reduced Iron, Thiamin Mononitrate, Riboflavin, Folic Acid), Water, Whole Wheat Flour, High
Fructose Corn Syrup, Honey, Wheat Gluten, Contains 2% or Less of: Yeast, Soybean Oil, Maltodextrin (Dietary Fiber), Salt, Calcium Sulfate, Dough Conditioners (Wheat Flour, DATEM, Ascorbic Acid, Azodicarbonamide, Sodium Stearoyl Lactylate, Mono and Diglycerides, Enzymes, Calcium Peroxide), Ammonium Sulfate, Natural Flavor (Botanical Source), Calcium Propionate (Preservative), Vitamin D3, Rolled Wheat (Topping).
肉に至っては、「添加物の塊」であることは公然の秘密だったはず。ま、ひき肉を使ったバーガーが14年も原型を保つには、虫も近づけないほどの保存料が使用されているはず、というのが常識的判断だと思いますが。だからこそ、バーガーは「ジャンクフード」とされているわけ。ゴールデン・ウイークのお出かけには、できるだけ、放射能とジャンクフードを避けてくださいね。2013.4.28