数日、家を離れている間に、最悪のニュースが入っていました。
カリフォルニア州のブラウン知事が、SB277に署名していたのです。これで「ワクチン強制法」が成立し、同州の子どもたちは小学校に入るには何十本ものワクチンを打つことが義務づけられることになります。ロスアンゼルスタイムズは 「ジェリー・ブラウン知事は、全国でもっとも厳しいワクチン義務付けを規定した法律にサインした」という記事で、知事の手紙を紹介しています。(2015年6月30日)
http://documents.latimes.com/gov-brown-signs-vaccination-bill/
「SB277はこれまでにない注目を集め、賛成派、反対派の論争を引き起こし、双方が自らの立場を雄弁に、そして真摯に表明した。私はそれらの情報を注意深く見直した上、この法案に署名する決心をした。ワクチンが多くの感染症や危険な病気から子どもたちを劇的に守ってきたことは、科学的に明らかだ。一方、リスクのない医療などないのは事実だが、予防接種には強い利点があり、コミュニティを防護していることが示されている・・・」
なんといやらしい声明か。「ワクチンの非科学性」は、今や多くの医師、学者、医療関係者、市民などの共通認識となっていますが、この声明はそれを問答無用で否定しているからです。もちろん政治的影響をねらって、一方的にプロパガンダを広げるもので、戦時中でなければこういう法律は通せません。ナチスや日本731部隊の生体実験に匹敵する悪質さ。アメリカは今、まちがいなく戦争状態にあるのです。
人権も否定しているし、「自由と民主主義」をうたうアメリカの憲法にも背くのは明らか。反対派はおそらく、すぐに法律廃止に向けた運動をすることでしょう。また、法律が施行される2016年からは、実際にワクチン未接種で入学拒否されたケースで訴えを起こすでしょう。
これまで「免除」されていた子どもたちも、今後、医師の「ワクチン免除」の証明がない限り、全員、以下のワクチンを受けなければ幼稚園にも入れず、中学にもあがれません。
- Diphtheria(ジフテリア)
- Haemophilus influenzae type b (Hib meningitis) (Hibワクチン)
- Measles, mumps (はしか、おたふく風邪)
- Pertussis (whooping cough) (百日咳)
- Poliomyelitis (ポリオ)
- Rubella (German measles) (風疹)
- Tetanus (破傷風)
- Hepatitis B (B型肝炎)
- Chickenpox (水ぼうそう)
アメリカの子どもたちは「6歳までに14種49ショット、16歳まで16種69ショット」のワクチンを打たれています。http://www.nvic.org/CMSTemplates/NVIC/pdf/49-Doses-PosterB.pdf 複数回打たなければならないということが、ワクチンの効き目のなさを物語っているんですけどね。
知事が、憲法違反を百も承知で法律に署名したのは、医薬業界の圧力と、市民の無知のせい。世論調査によれば、カリフォルニア州の住民67%がワクチン強制法に賛成しているそうで、http://www.sacbee.com/news/politics-government/capitol-alert/article25834726.html
多くの市民がまだ「ワクチンの神話」を信じ、社会の仕組みに気づいていないのでしょう。
結局、市民は、そのレベルにふさわしい政治家や行政機構しか持てないのです。社会はその上に成り立っている。そのあり方を変えるには、たとえ少数でも、問題に気づいた人々が動き始めるしかありません。2015.7.5