強制ワクチン反対の活動家、逮捕される(サモア)

 前記事の続き。サモアでは、ワクチン強制に反対していた活動家が逮捕される事態になっています。

はしか流行で緊急作戦中のサモア、陰謀説広めた反ワクチン活動家を逮捕

201912617:28 https://www.afpbb.com/articles/-/3258372

 126AFP】麻疹(はしか)の流行を食い止めるため全国規模で予防接種を徹底する前例のない緊急作戦に踏み切った太平洋の島国サモアは6日、ソーシャルメディアで作戦を否定する投稿を拡散した男を逮捕したと発表し反ワクチン運動のプロパガンダは容認しないと警告した。

 サモアでは10月半ば以降、子どもたちを中心に麻疹が大流行し、これまでに4歳以下の乳幼児54人を含む少なくとも63人が死亡している。背景には、予防接種は危険だと保護者に触れ回る「反ワクチン活動家」の存在があるとされる。サモア政府は、5日と6日の2日間にわたって全民間企業と緊急対応の不要な政府機関を閉鎖し、公務員らのチームが各家庭を個別訪問して全国民20万人にワクチン接種を徹底する作戦を展開している。しかし、アファマサガ・リコ・トゥパイ(Afamasaga Rico Tupai)通信・情報技術相は6日、反ワクチン活動家らが陰謀説を拡散し、全国的な予防接種作戦を妨害していると非難した。当局は5日夜、予防接種作戦を「国民に対する最大の罪」と批判してビタミンCが子どもを救うとフェイスブック(Facebook)に書き込んだ活動家の男を逮捕し、反ワクチン運動を容認しない姿勢を鮮明にした。男の逮捕容疑は、政府の命令への不服従を扇動したというもの。この男は医療研修を受けていないにもかかわらずフェイスブックの個人アカウントで反ワクチン運動を行い、パパイヤの葉の抽出液で麻疹は治るなどと主張していた。予防接種作戦を批判する逮捕直前の投稿は7000回以上共有され、多くのコメントが付いていた。今回の麻疹の流行を受けてサモア政府は非常事態を宣言しており、非常時の特別権限を有していることから、地元紙サモア・オブザーバー(Samoa Observer)は、有罪と認められれば男には禁錮2年の判決が下る可能性があると報じている。(c)AFP

 つまり、

「ワクチン反対派のおかげで接種率があがらず、その結果、多くの人がはしかにかかって死亡した」

「ワクチンさえ打っていれば、はしかによる死亡は防げる」

「今後、『ワクチンは危険、打つな』などのプロパガンダを広げる連中は、国家反逆罪として逮捕する」

…と主張しているのです。

 ばかな。はしかは、歴史的にも、「子どものときにかかる軽い病気」とされ、戦争や飢餓、不衛生な環境などにさらされない限り、死に至ることはまずありません。現代社会ではなおさら、多くの先進国では過去十年以上、「はしかによる死亡はゼロ~数件」です。一方、はしかワクチンによる死亡はうなぎ上り。

 そんな「常識」から判断すると、サモアの子どもたちの死を招いているのは、むしろ供給されたワクチンそのものではとも思えるのですが。まさか、今度は筋弛緩剤を意図的に混合していたりして…。

 

 また、「ワクチン強制」社会では、次のようなことが「普通」になります;

あらゆる「ワクチン批判」は「プロパガンダ」とされ、取り締まりの対象となる

それをネットなどで流すと、国家反逆罪として逮捕・処罰される

「ワクチンは安全、有効」の言説しか許されない(それこそプロパガンダです)

医療の自由、言論の自由を含め、あらゆる「自由」ははく奪される。

 …つまり、政府は「ワクチン」で人々を完全支配できるわけ。これが「陰謀」でなければ何だというのでしょう?

南海の島国の人々はそれらのことを敏感に感じ取って、逮捕されたこの活動家(ヒーラーらしい)を支持しているわけですね。2019/12/17

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/