小田原農薬問題について、市長の回答文を入手しました。市長はすでに
小澤氏から、40代の加藤市長に代わっていて、ちょっと期待していました。
・・・ところが、驚いたことに、その中身はウソばかり。それも確信犯的なウソが
多く、腹が立ちました。以下はそのポイントと、それに対する事実です。
1.市のみどり公園課が管理している城址公園などでは、定期的な農薬散布
は実施しておりません。害虫が発生した場合、基本的には発生した枝を除却
することで対応し、農薬散布はできる限り裂けていきたい考えです。
→ 過去30年以上も定期散布し、毎年「今年も散布します」と広報していた
のを、なかったことにしているのです。新市長はこの事件を知らないはずは
ないし、これはいわばアリバイ証明。以前の市長の返事もひどかったけれど、
これほど厚顔無恥ではなかった。新市長の性格を疑います。
2.緊急性があり、やむを得ない場合、薬剤散布を実施する場合も考えられ
ますが、その際には農薬取締法および各種通達等に基づき、近隣住民への
事前通知、天気や作業時間等に配慮し、薬剤が飛散しないように十分努める
ほか、防除に適した薬剤を定められた使用法により行ってまいります。
→ これまで一切農薬なんてまかなかったと言いたいの? これもアリバイ
証明。実際は、2007年に申し入れた時、職員は「住宅地通知」など知らず、
被害の訴えも認めようとしなかったのです。新市長はこれまでの文章を読んで
いるはずなのに、一切、被害についてはふれないのが悪質です。
3.農薬散布はやむを得ない場合のみ行っており、経費も最小限です。しかし、
剪定による防除の費用は必要となるのでご理解いただきたいと存知ます。
→ ここまで読むと、「あれ、散布していないんじゃなかったっけ」と、わけ
がわからなくなってきます。ウソをつくほど矛盾も大きくなるもの。加藤市長は
農薬中止を約束しているわけではないのです。
4.今後の樹木管理は、病害虫の発生しにくい樹種を基本として、地域住民の
方々と話し合いながら決定したいと考えています。また(健康と環境について
は)、全職員の基礎的な素養としてその教育に努めてまいりたいと思います。
→ ところが、お城には12月になってたくさんの椿が植えられたそうです。
椿には毛虫がよくわく→農薬が使える、ように手配したのでしょうか? それに
職員に必要なのは、教養ではなく「正直、公明正大」という素養です。
職員教育の前に、自分の襟をただしてほしい。
市長就任から一年もたっていないのに、これでは・・・・・彼の描く市の未来像は、
決して明るくない気がします。2008.12.25