09年2月6日の小田原市への申し入れの続き。みどり公園課の部です。
ここではまず全市の公園数と面積を聞きましたが、この基本情報がなく、
パソコンから都市公園一覧表(公園名と住所のみ)を出してもらいました。
小田原市には139の都市公園と、民有地を借り上げた「みどりの広場」
が20あります。かなりの数ですが、そこではどんな農薬が、どんな風に
使われているのでしょう。最近の公園には、外来種の草花や樹木も多く、
気になります。ところが・・
「(害虫発生)初期には除却で対応しています。ハチなどにはスプレーも
使いますが、これは殺虫剤であって、農薬ではありません。広範囲の
場合、近隣住民に周知した後、各種法令にもとづいて(散布を)行います」
「はあ? 殺虫成分って農薬なんじゃないの?」
「あ・・・」
・・・殺虫剤が危険だなんて考えてもいないのです。このやりとりで職員は
防御体制を固めて後はひたすらだんまり、「仕様書」さえ出そうとしません。
すると奥の席から一老人が出てきて、話に割り込みました。助っ人?
「城址公園では農薬を使っています。(おいおい)当然です。お城の松は
なんとしても守らなければならない」。
やぶへびでした。こういうえらそうな、頭の固い、人の話を理解しようとし
ない化石人は、年配の公務員によく見るタイプ。彼らはえてして「説明責任」
など無視、環境意識もゼロですから、農薬は「お薬」だと信じて疑いません。
そんな連中が、公園や緑地を危険で近づけない場所にしているわけです。
農薬なしでも美しい山の花々
みどり公園課でも、農薬に関する費用を消耗品費として例年予算化して
います(費目は公園緑化費)。虫が発生してもしなくても、常に農薬を散
布できるようにしていて「基本的に農薬は使用しません」とは・・・・・・。
この遅れた、危険な市政を正さないと、病気の小田原市民はもっと増える
でしょう。20090301