今年、気になったこと

2023年の終わりにあたって、今年、最も印象に残ったことは何かと考えていた時、BBC日本語版に、【写真で見る】 2023年、世界でどんなことが起きたのか(2023年12月29日 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-67838253)という記事を見つけました。「通信社のカメラマンらが世界各地で撮影した写真で2023年を振り返る」という企画です。・・・驚いたのは、そこに当然あるべき写真がなかったこと、そして、説明なしの写真があったこと・・・両方とも、私が今年、最も気になった問題でした。

「マウイ火災は忘れろ」

一つは、30枚ほどの写真の中に、あのマウイ島の大火災が入っていなかったことです。地震や災害、そして後半にはパレスチナの惨状などの写真はありますが、南国の楽園を襲った火災の異常さは、自然災害にはない衝撃があったはず。それを取り上げていないのは、「マウイ火災」は、人々の記憶から消したいという意図が働いているのでしょう。911や311、いくつもの未解決暗殺事件や大量射殺事件などの「陰謀」と同じように、早く忘却の彼方に消えてほしい・・・。(写真:AFP/Getty Image)

で、改めてMaui Fireで検索したら、露骨な情報統制もかけられていました。そう判断するのは、火災が起きた今年8月以降の記事がほとんどないこと(英文検索のみ)。そして、火災が起きた8月中に、この事件に関連して出ていた多くの「陰謀論」の指摘が、「誤報」としてほぼすべて葬り去られていたこと。・・・そりゃあないでしょう!! なぜなら、マウイ大火は、発端から、サイレンが鳴らなかった、停電していた、救急隊が不在だった、唯一の避難路は通行禁止とされていた、警察が避難者を炎の中に追い返した、自然火災にはありえないほどの高温で、金属が溶解するほどだった、という不自然な現象が数多く、「人為的火災」「DEW武器の使用」がささやかれていたからです。

当時の断片的な情報をまとめたDr.Youngの動画はこちら↓・・・閲覧注意。https://rumble.com/v3chv36-lahaina-maui-fire-survivors-claim-the-police-prevented-people-from-escaping.html

「警察が人々の避難を妨げた」との証言、そして水面下で起きていたラハイナの地上げ問題を考慮すると、「すべての住民を焼き殺せ」と政府が指示していたとしか考えられません。DEW、「ダイレクトエネルギー兵器」による攻撃については、2016年、ブラックコミックで有名な「シンプソンズ」が取り上げていて、その類似性も指摘されていました。

https://nypost.com/2023/08/21/conspiracy-theorists-ripped-over-simpsons-maui-fire-claim/

もう一つの問題は、マウイ大火は、2018年、カリフォルニア州を襲った14の「山火事」のうち、大きな被害を出した「パラダイス火災」と不気味なほどよく似ていたこと。

コンクリートや鉄筋を用いた住宅が跡形もなく消滅していたのに、プラスチックや樹木はほとんど無傷で残っていたという不自然な火災でした(ラハイナでは樹木も燃えた)・・・本来なら、火災原因など詳細な調査が始まっていてもおかしくないのに、今、議論の焦点になっているのは「マウイ島西部の観光産業をどう取り戻すか」。政府担当者は1人も責任を問われず、そして「消えた子どもたち」はその後どうなったのか、報道はなく、事件は早くも過去のものとされかかっています。地上げ後の土地には、南太平洋をカバーする気象兵器の施設ができるのかも。マウイ火災は忘れてはいけません。

「ボリビアで起きていることは、気にするな」

さて、BBCが取り上げている写真で、気になったのがこれ↓

学校の教師たちが教育省の「新カリキュラム」に反対し、衝突が起きたようですが、何が問題なのか説明なし。でも↓の写真と組み合わせると、こりゃあ「LGBT」関連のニュースだなとすぐわかる。

そして、この↓写真も。アメリカの移民開放政策は、親と引き離された子どもたちを救うために、個別に収容できるなどとしていますが、実際は、子どもたちを親から切り離しておぞましい目的のために売り飛ばす国際的スキームがあり、これもLGBT教育の目指すところと一致しています(今はそこまで考えられる人はいないでしょうが)。今年は「サウンドオブフリーダム」という映画も評判になりました。

で、ボリビアに戻ると、今年の初めから、それこそLGBT教育、「包括的性教育」に関して、教師、親、そして教会を巻き込んだ大反対運動が起きていました。

「包括的性教育の問題、親は傍観者ではいけない」、教会が呼びかけ 2023.1.25 https://www.ncregister.com › cna › church-in-bolivia-denounces-perverted-curriculum-with-gender-ideology-for-children「・・・数日前、ボリビア司教会議は国民に対し、家族や社会に重大な影響を与えるこの問題に関し、単なる傍観者にならないよう呼び掛けた。ボリビアのベニ地方教会教育共同体代表ペドロ・フローレス神父は、教育省が提示した「包括的性教育」を「倒錯したカリキュラム」だと批判した。1月20日の記者会見で、フローレス神父は、学校で初級レベル(0~6歳)から教えられる内容は「子供たちの心を歪める歪んだカリキュラムだ」と指摘した。「性教育とは何かという枠の下で、彼らはジェンダーイデオロギーを提示し、あたかも第三の道があるかのように、人間のアイデンティティを示そうとしている」彼は、国民が「このようなひねくれた行為」に対し、自らの意思を表明するよう呼び掛けた。

これを受けて、全国的な反対運動が高まり、↑のような警察との正面衝突も起きているのです。「包括的性教育」は、親と子供の権利、そして社会制度の根幹を打ち砕く(「揺るがす」どころじゃない)ことを目的とした悪意ある教育。でも、日本でLGBT教育といえば、「マイノリティ保護、いいんじゃない」、レベルですからね。グローバリストが打ち出す政策にまともなものは一つもないことに、一人でも多くの人が気づいてほしい。それが山本の来年の願いです。・・・今年もご愛読、ありがとうございました。2023.12.31

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/